埼玉県幸手市・久喜市で鍼灸院をお探しの方
自律神経失調症専門おかだ鍼灸院
幸手駅から徒歩15分・久喜駅から車で15分
受付対応 | 8:00~18:00 土曜12:00迄 |
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営業時間 | 平 日 午前 8:30~12:00 午後 2:00~ 6:00 土曜日 午前 8:30~12:00 |
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定休日 | 土曜日午後・日曜日・祝日 |
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完全予約制
新規の方は、限定1日3名まで
来院日)令和4年5月21日
患 者)36歳
主 訴)不妊
不妊歴は、1年6カ月。多嚢胞性卵巣症候群がある。タイミング法や人工授精などを行ってきた。
最初の頃は、排卵誘発剤を使えば排卵があったが、薬に慣れてきてしまったせいなのか排卵しなくなってしまった。その為、体外受精に移行する予定と聞いた。
施術と経過)
お腹の状態をみると、やや瘀血(おけつ)の反応があった。これは、血行不良を表すので、改善するツボに鍼を行った。
ただ、痛みに弱い体質のようで、極細の鍼で浅く施術をしても痛く感じるようであった。
その為、刺さない鍼(接触鍼)を行ったところ、痛みを感じずに施術を受けてもらえた。また、お腹の硬さも緩んだ。
■第二回目
痛みに弱い体質なので、刺激過多になっていないか心配していたが、問題なかった。
その為、お腹の血流が良くなる「ツボ」を教え、もぐさを捻るお灸(透熱灸)のやり方を伝えた。
■第四回目
8月に採卵をする予定と聞いた。
■第九回目
卵の育ちが悪いと、お聞きした。
自宅で骨盤に行うお灸を追加してもらった。
■第十一回目
「採卵で8個採れ、グレードの高い卵を3個凍結できた!」と、お聞きした。
■第十二回目
病院の先生にも伝えたらしいが、「採卵してからお腹が痛い」との事。
また、仰向けで寝ていると、腰も痛い。
お腹を指腹で軽く押してみると、お臍の斜め下に圧痛があった。
下焦の病には、「商丘」のツボが効くと思い、ツボを押してみると、やはり強い圧痛があった。
その為、透熱灸を15壮程行った。その直後、自覚的なお腹の痛みが和らいだ。また、お腹を触っても痛くなくなった。
また、お腹の痛みが出てこないように、自宅でもお灸を続けるように伝えた。
■第十四回目
「10月25日~29日の間に移植をする予定」と、お聞きした。
■第十五回目
「生理が来ないので、移植が遅れる可能性がある」と、お聞きした。
後日、「施術を終え、家に帰ってから、生理が来た」と、お聞きした。
■第十七回目
今日、移植を行うという事で、施術を受けに来られた。
(後日)妊娠した報告をもらった。
来院日)令和4年2月10日
患 者)30歳女性
主 訴)不妊
不妊歴は、5年。3年前から不妊治療を開始し「人工授精」や「体外受精」を行ってきた。
去年、採卵をした時は、卵が4つ採れた。そして、3つは途中で育たなくなり、残った1つを移植したが妊娠に至らなかった。
2か月後に体外受精を行う予定なので、体調を整えに来られた。
施術と経過)
脈の状態をみさせてもらうと、やや血虚のような感じがあった。
また、お腹には、やや瘀血(おけつ)の反応があった。
これらを改善するツボに鍼をして、第一回目の施術を終える。
■第二回目
前回の施術を行ってから、約4ヵ月経過をして再び来られた。
そして、今月、採卵を行う予定と聞いた。時間がないので自宅でもお灸をするように伝えた。
■第三回目
施術は、同じ
■第四回目
前回は、卵が4個採れ、3つ育たなくなった。
今回は、『卵が8個採れ、4つ胚盤胞まで育った』と、お聞きした。
■第五回目
『8月の中旬に移植をする予定』と、お聞きした。
■第六回目
『体調は、良い』と、お聞きした。
■第七回目
『生理が遅れているので、移植が遅れそう』と、お聞きした。
脈も血虚を表わしているので、血を補うツボを増やし施術を行う。
■第八回目
『前回、治療をしてから生理が来た』と、お聞きした。
■第九回目
移植日に来てもらい、施術を行った。
その後、妊娠された事をお聞きした。
考 察)
この女性の場合、脈・お腹・ツボに反応が少ないので、比較的に健康な方だと思われました。
ただ、脈にやや『血虚』を感じたので、血を補う処置に重点を置いた事が、功を奏したと考えられます。
来院日)令和3年7月17日
患 者)37歳女性
主 訴)2人目不妊
5か月前から不妊治療を開始した。体外受精に向けて採卵したところ、受精卵の発育が悪く移植できなかった。
また、採卵した頃に、帯状疱疹になってしまった。
友達の紹介で、体調を整えてから移植しようと思い来られる。
既往歴)
チョコレート嚢胞(右)・日光アレルギー
施術と経過)
帯状疱疹になるくらいであったので、「免疫力の低下」が考えられた。
案の定、免疫力の低下(扁桃の弱り)を現わすツボ(天牖)に反応があった。
もともと、喉(扁桃)には、自律神経の線維が密に分布している為、この部位の炎症は、自律神経に影響を及ぼします。
また、扁桃に炎症が起きていると活性化した「リンパ球」が体に悪影響を及ぼす事があります。
また、日光アレルギーがあるので、「副腎の弱り」も考えられました。
そして、お腹をみると少し瘀血(おけつ)もある。(参考:瘀血は、血液の滞り)
これらのポイントにアプローチをし、体調を整える施術を5回行った。
その後、妊娠されと連絡がありました。
来院日)令和2年11月18日
患 者)40歳女性
主 訴)不妊
1年前から、不妊治療を開始する。今までにタイミング指導・人工授精を3回程おこなった。
次回は、すぐに4回目の人工授精を行う予定だと聞いた。
随伴症状)
施術と経過)
お腹の状態をみると、「ストレス反応」と「心(実)」の反応がある。
これらを改善するツボに鍼とお灸を行う。
■第二回目
「人工授精をした」と、聞く。施術は、同じ。
■第三回目
人工授精は、駄目だった事を聞く。施術は、同じ。
■第四回目
「体外受精を2月に行う予定」と、聞く。施術は、同じ。
■第五回目
お腹の状態をみると、腹部が硬くなっていた。
何か、変わったことをしていないか聞いたところ、「お正月にお酒を飲んでしまった」と、聞いた。
おそらく、冷たいお酒を飲んで、腹部の血流が悪くなったと考えられる。
施術後は、腹部の硬さが取れた。
■第七回目
体外受精を行う前に来られる。
肩こりがあったので、足のツボに鍼をすると、良く緩んだ。
■第八回目
体外受精をした二日後に来られる。施術は、同じ。
令和3年3月3日に病院へ行くと聞いていたので、連絡が来るのを楽しみにしていた。
しかし、連絡がなかったので心配をしていた。
一週間後、連絡があった。「3月3日では、妊娠の判定が分からなかった」との事。
そして、妊娠が分かったので、連絡をくれた。
来院日)令和3年1月20日
患 者)40歳女性
主 訴)不妊
人工授精10回・顕微授精を4回行ったが子供が授からずに、4年経過してしまった。
今回は、5回目の顕微授精に向けて体調を整える為に、おかだ鍼灸院に来られる。
既往歴)
チョコレート嚢胞・甲状腺疾患・アレルギー疾患
随伴症状)
生理痛・胃もたれ・下痢
施術と経過)
脈の状態を確認すると、細くて緊張している脈だった。
そして、お腹の状態を確認すると、
これらを改善するツボに「はり」と「お灸」を行う。
生理痛は、鎮痛薬を服用しないと日常生活を送れないという事で、「三陰交」にお灸をするように伝えて、施術を終える。
■第二回目
前回、施術を受けた後、生理の出血が多かった。「今までは、少なくて心配だったので、かえって良かった」と、お聞きする。
そして、生理痛も楽だったとの事。
■第三回目
胃腸の調子が良かった。また、肩こり・腰痛もあったけれど、鍼灸を受けるようになってから、以前より楽になった様子。
■第四回目
通常通りの施術。
■第五回目
施術日に「生理が来るはずなのに来ないので、検査薬で調べてみると、妊娠している可能性がある」と、連絡が来た。
そして、これから病院へ行くとの事。
後日、連絡をもらい「自然妊娠」している事が分かった。
来院日)令和2年3月14日
患 者)28歳女性
主 訴)不妊
不妊治療を開始したのは、平成29年3月より開始し、人工授精2回・体外受精2回行ってきた。
しかし、妊娠に至らず、体質改善を目的におかだ鍼灸院に訪れる。
既往歴)
左卵管切除
随伴症状)
生理痛・食後の胃もたれ
施術と経過)
脈の状態をみると、脈が沈んでいて・細い。そして、遅い脈をしている。
また、お腹の状態は、お臍の斜め下が硬くなっている。これは、瘀血(おけつ)がある時にみられる反応。(血液の停滞)
これらを改善するツボに、「はり」と「お灸」をする。そして、自宅でもお灸をおこなうように伝える。
■第二回目
前回来られた時は、脈が沈んでいて・細く・遅い脈をしていたが、やや沈だけになった。
これは、血流が改善された事を意味する。
■第三回目
世の中は、新型コロナウイルスの影響で移植できる状況ではないので、「8月頃にできれば良いな~」と、お聞きする。
■第四回目
生理痛があったが、薬を使わなくても大丈夫だった。少し、生理痛が軽減した様子。
■第五回目
施術は、同じ。
新型コロナも落ち着き、「来週、移植する事になった」と、お聞きする。
■第六回目
下腹部がやや硬いので、瘀血(おけつ)の施術をしっかり行い、お腹を柔らかくする。
6月6日にお電話を頂き、妊娠した報告を受ける。
考 察)
この女性の場合、「下腹部の硬さ」・「生理痛が強い」・「月経血に塊りが混じる」等を聞いていたので、不妊の原因に瘀血(おけつ)が関係していと考えられました。
瘀血(おけつ)を改善させた事により、お腹・骨盤内の血流が良くなり、「妊娠につながったのでは?」と、思われます。
また、生活習慣では、朝、髪を洗わないようにしてもらいました。
なぜかというと、
髪や頭皮が外気に触れて頭が冷えてしまうと、骨盤内の血行不良が起こるからです。
来院日)平成31年3月29日
患 者)36歳女性
主 訴)不妊
平成29年11月より不妊治療を開始する。おかだ鍼灸院へ来られるまでに、4度の「顕微授精」を行ってきたとお聞きする。
4月に5度目の顕微授精行う予定。体調を整える為に来院。
既往歴)
卵管切除・子宮筋腫・潜在的高プロラクチン血症
施術と経過)
お腹の触診をすると、やや自律神経の乱れと・やや血流が悪い状態をうかがえる。
それらを改善するツボに「はり」と「お灸」を行う。
また、自宅で行うお灸のやり方を伝える。
■第二回目
前回の施術、体のだるさが二日間あったとお聞きする。
これは、交感神経の働きが抑制され、体を休ませる副交感神経が高まった影響と考えられる。
施術は、同じ。
■第三回目
二回目の施術後は、だるさが出なくなったとお聞きする。
■第四回目
病院で検査をしたところ、子宮内膜が7㎜だったとお聞きする。子宮内膜が薄いので、骨盤の循環を良くするツボを追加する。
■第五回目
移植後は、体がだるかったとお聞きする。
■第六回目
5度目の顕微授精で妊娠しなかった事をお聞きする。そして、五月に6度目の顕微授精がある事をお聞きする。
■第7回目
ストレスから、食欲がない。
■第八回目
病院で検査をしたところ、子宮内膜が9.5㎜だったとお聞きする。前回より、少し良い。
■第九回目
今回の移植後は、体がだるくならなかった。施術後は、「お腹が空いた!」とお聞きする。
後日、電話で連絡がくる)
妊娠したと報告を受ける。
考 察)
最初、自律神経と瘀血(おけつ)が、不妊に影響していたと考えていた。
しかし、第四回目の「子宮内膜が薄かった事実」と「脈の状態をもう一度検討し」、骨盤内の循環を良くする事・血を増やす施術に重点を置いた。
それが、功を奏したのかと考えられます。
来院日)平成30年11月22日
患 者)39歳女性
主 訴)不妊症
平成29年10月より不妊治療を開始し、「タイミング指導」・「人工授精(一回)」を行った。
12月に、2度目の人工授精を行う予定がある。
鍼灸は、他の鍼灸院で一度受けた事があるが、合わなかった。近くで、不妊鍼灸を行える所を探していた。
既往歴)
甲状腺機能低下症・子宮内膜症
随伴症状)
腰・足先の冷え・体のだるさ・生理痛など
施術と経過)
第一回目
脈の状態を診ると、沈み込んだ脈をしている。これは、「体の冷え」・「腎の弱り」を表している。また、足首に触れると冷たく、その冷えは、足先まで及んでいる。そして、冷えている事は、血行不良を起こしている。
ホルモンは、血液に乗って運ばれるものだから、血行不良があると必要なところにホルモンが届かない。
また、血行不良があるという事は、栄養が「卵巣」や「子宮」にも届きづらい。
これらを改善するツボに鍼を行う。
■第二回目
足の冷えを確認すると、今日はあまり冷えていない。
脈も沈み込んだ脈から、少し浮いてくる。
前回施術後、「眠くなった」と、お聞きする。これは、鍼灸の好転反応の一種。副交感神経の働きが優位になり、リラックス状態になった影響と伝える。
■第三回目
二度目の「人工授精」を行った。前回の施術後は、だるさがなかった。
■第五回目
交通事故に遭い、「むち打ち」をした事で「首に痛み」が発症。また「腰痛」もある。
脈の状態は、緊張した脈になる。これは、体の痛みの影響を表している。
首の状態は、頭を後ろに反らすと前頸部に痛みが起こる。
腰の状態は、前屈と後屈で痛みが生じる。
■第六回目
甲状腺機能低下症と言われていたが、甲状腺の検査をしたところ正常値になっていたと聞く。
■第七回目
体外受精を行う事をお聞きする。
そして、2月末に採卵の予定がある。
首の状態は、以前より良くなってきた。まだ、痛みはある。
腰は、前屈は良いが後ろに反ると痛いと聞く。
■第九回目
採卵の際に行った麻酔の影響で、体調不良と聞く。
今日は、足首から足先の冷えが強い。
施術中にお灸も行ったが、冷えが強いので、自宅でもお灸をする事を勧める。
■第十回目
移植を二日前に行った。受精卵の凍結保存もできた事をお聞きする。
移植後に下腹部の痛みなし。判定日までお灸を続けるように伝える。
また、妊娠し安定期に入ったら、またお灸を行う事も勧めた。
なぜなら、妊娠すると赤ちゃんに栄養を取られる為、「血虚」という状態になってしまうから。そのため、安定期に入ってから「血」を補うツボにお灸を行うと母体にも赤ちゃんにも良い。
後日、電話で連絡をもらう
判定日を過ぎても連絡がなかったので、心配をしていたが「妊娠」した報告を聞く。ハッキリするまで連絡ができなかったとを聞く。
考 察)
東洋医学では、「腎」の弱りと「不妊」に関係がある。
なぜかというと、
腎には、「腎精」と呼ばれる「新しい生命を誕生させる元となるもの」・「生殖能力の発達を支え、さらに生殖能力の旺盛さを決定する要素」になるものがしまい込まれていと考えられるからです。
この東洋医学で考える「腎」の弱りの改善をした事と、血行不良を改善した事が妊娠への解決に進んだのでは?と考えられます。
また、甲状腺機能低下症と診断されていたが正常値になった事は、体質が改善して来た事を表している。
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