埼玉県幸手市・久喜市で鍼灸院をお探しの方
自律神経失調症専門おかだ鍼灸院
幸手駅から徒歩15分・久喜駅から車で15分
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営業時間 | 平 日 午前 8:30~12:00 午後 2:00~ 6:00 土曜日 午前 8:30~12:00 |
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定休日 | 土曜日午後・日曜日・祝日 |
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完全予約制
新規の方は、限定1日3名まで
閉経前後の10年間を更年期と呼びます。
日本人の閉経は、平均50.5歳になりますから、45歳~55歳が「更年期」にあたります。
【参考図書】病気がみえるVOL9(MEDIC MEDIA)
この時期は、妊娠可能な「生殖期」から、妊娠ができなくなる「老年期」へ移り変わる心身共に不安的な時期になると言われています。
この時期は、卵巣機能が低下し女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が減少していきます。
そうすると、自律神経の最高中枢である視床下部が、女性ホルモンを増やす為に、下垂体と呼ばれる場所からFSH(卵胞の成熟を促す)・LH(黄体形成を促す)と呼ばれるホルモンの分泌を促します。
しかし、卵巣の機能が衰えているので「女性ホルモン」の分泌が増えません。
結局、過剰に分泌されたFSH・LHが血液に乗って自律神経中枢に影響を及ぼし、自律神経失調症を招きます。
特に、仕事や家庭生活に支障が出来るほど重い症状が続くケースを「更年期障害」と言います。
【参考文献】私の治療(日本医事新報社)
更年期障害では、自律神経失調症から生じた様々な不定愁訴が現れると言われています。
疲労感・頭痛・肩こり・めまい・胸痛・息苦しさ・のぼせ・発汗・寒気・冷え・動悸など
イライラ・怒りやすい・不安・不眠・クヨクヨ・憂うつ・集中力の低下・意欲の低下など
【参考文献】1336専門家による私の治療
また、「エストロゲン」に着目すると、
などの働きがある事が分かります。
しかし、更年期では、エストロゲンの分泌が減少する為、
などの、症状が顔を出しはじめます。
【参考文献】病気が見える9(MEDIC MEDIA)
来院日)令和4年9月27日
患 者)40代女性
主 訴)不定愁訴
令和4年9月10日から耳鳴りが始まり、不安感・息苦しさ(喉が詰まる)・肩が重い・手がこわばる・手が震える・ホットフラッシュなどが顕著に現れ始める。
このような症状が出てくる1年前から、動悸が始まった。病院では、心臓の検査をしても異常がなかった。
婦人科では、血液検査の結果から「更年期障害」と言われていた。
それからは、「女神散」を処方され何とか生活を続ける事ができた。
しかし、体調が悪化してしまい、休職をしている。
【参考】
女神散について
血行不良など、「血」のめぐりが悪くなった瘀血(おけつ)によって起こる「血の道症」に用いられる処方。(引用:自然と健康を科学するツムラのサイトより)
更年期は、卵巣機能の衰えと共に女性ホルモン(エストロゲン)の減少が引き金となり、「自律神経症状」や「精神症状」が現れる事をお伝えしました。
その為、おかだ鍼灸院では、「エストロゲン」を分泌すると言われる、「副腎」に着目しています。
その理由は、
更年期障害が強く「出る人」と「出ない人」の差は、副腎疲労が関係していると言われているからです。
副腎が強い人であれば、急に女性ホルモンが減っても、すぐに副腎が卵巣の変わりにエストロゲン・プロゲステロンを分泌してくれます。
だから、同じ50代でも、元気に生活をしている人もいるのです。
その一方、めまい・動悸・食欲不振・肩こり・頭痛・倦怠感など様々な症状で困っている方もいます。
この事からも、副腎を元気にする事が大切だという事がわかります。
【参考文献】うつ?と思ったら副腎疲労を疑いなさい(SB新書)
【参考】