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自律神経失調症専門おかだ鍼灸院
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不正出血には、脾兪や脊中がお勧めです。このツボにお灸をすると、脾の働きが良くなり、出血をしにくくなります。
【記事改定日】令和6年11月21日
【筆者】岡田 匡史(鍼灸師)
私(鍼灸師)が施術を行っている「おかだ鍼灸院」には、自律神経の乱れによる40代・50代の女性が良く来られています。
その中で、ときどきお聞きする事は、『生理のお悩み』です。
丁度、40代・50代は、更年期にあたり「ホルモンバランス」が乱れる時期になります。
その影響により、「生理がダラダラと続いてしまう」・「出血が止まらないので不安になる」などをお聞きします。
実は、このような「不正出血」のお悩みは、鍼灸で解決できるお悩みだったのです。
私が鍼灸施術をしてきた感触では、大抵の場合、出血が止まる事が多いです。
ここでは、お灸を使った更年期の不正出血を改善する方法(ツボ)をお伝えします。
もし止まらない場合は、婦人科疾患による場合もあります。
また、婦人科疾患による不正出血でなければ、鍼灸のプロにお任せする事も大切です。
東洋医学には、「脾は統血を主る」という言葉があります。
これは、五臓六腑の脾臓の働きに、「血液が血管から漏れ出ないように働いている」ことを表わします。
もし、血管から血液が漏れ出るという事は、「脾臓の働きが悪いですよ!」と教えてくれています。(※全てでは、ありません)
【参考】
正常な状態では、血は脈のなかを流れ、外に漏れることはありません。これを中医学は、脾気が血脈に作用して、血が外に漏れないようにしているのだと考えます。
<引用:中医学ってなんだろう?(東洋学術出版)>
その為、出血が起きる症状の場合は、「脾臓」の働きを良くするツボを使えば良いという事です。
私が良く使うツボは、「脊中(せきちゅう)」「脾兪(ひゆ)」と呼ばれるツボです。名前の通りで、脾臓と関係のあるツボになります。
ここにお灸をする事で、脾臓の働きが良くなり更年期の不正出血を止めてくれます。
■臓腑経絡学(引用)
脾不統血の場合は、脊中に必ず圧痛が出る。治療としては、一番単純な治し方をいうと、脊中と両脾兪にお灸をする事である。
脊中は、第11胸椎棘突起と第12胸椎棘突起の間にあります。
脾兪は、第11胸椎棘突起と第12胸椎棘突起の間から1寸5分離れた場所にあります。
一寸の長さは、あなたの親指の太さになります。1寸5分という事は、親指1本の幅と、もう半分の長さを足したものです。
これらのツボをどのようにして見つけるかというと、
まず、肩の先端と骨盤(腸骨陵)の一番高くなっている所を線で結びます。両方の線が交わった所が、脊中(せきちゅう)と呼ばれるツボです。
このツボから、親指一本半ぐらい外側に離れた所が「脾兪」と呼ばれるツボです。
■経絡経穴概論(引用)
脊中(せきちゅう)
脾兪(ひゆ)
もぐさを米粒程の大きさに捻っておこなう「透熱灸」が一番良いですが、一般の方ですと「台座灸(だいざきゅう)」と呼ばれる物を使います。
これは、ドラッグストアーに行けば売っています。よく見かけるのは、「せんねん灸」と呼ばれる物です。
かなり熱くなるタイプから、温かいぐらいのタイプまで、さまざまです。
初めて、お灸をされる方は、一番弱いタイプの台座灸を使うと良いと思います。
なぜかというと、熱いタイプだと「水ぶくれ」になってしまう事もあるからです。
弱いタイプなら、「やけど」をする事がほぼありません。
(※時々、皮膚が弱い方だと水ぶくれになる事もあります)
【参考図書】
【関連情報】