埼玉県幸手市・久喜市で鍼灸院をお探しの方
自律神経失調症専門おかだ鍼灸院
幸手駅から徒歩15分・久喜駅から車で15分
受付対応 | 8:00~18:00 土曜12:00迄 |
---|
営業時間 | 平 日 午前 8:30~12:00 午後 2:00~ 6:00 土曜日 午前 8:30~12:00 |
---|
定休日 | 土曜日午後・日曜日・祝日 |
---|
完全予約制
新規の方は、限定1日3名まで
更新日)令和3年3月30日
副腎は、腎臓の上に乗っている内分泌器官です。
「ストレスの腺」として知られていて、ケガや病気、仕事や対人関係の問題に至るまで、ありとあらゆるストレス源に体が対処できるように働いています。
そして、この副腎は、髄質と皮質に分けられます。
副腎髄質からは、アドレナリン・ノルアドレナリン・ドーパミンと呼ばれるホルモンが分泌されます。
このホルモンは、ストレス(不安・恐怖・怒り・生命の危機)にさらされた時に分泌され、交感神経を鼓舞する働きがあります。
副腎皮質からは、コルチゾール・アルドステロンと呼ばれるホルモンを分泌します。
このホルモンの働きには、
などがあります。
私(鍼灸師)が、副腎にアプローチをする時に良く使うツボは、「照海(しょうかい)」と「腎兪(じんゆ)」です。
このツボは、東洋医学で考える「腎」と関係のあるツボです。
鍼灸治療基礎学(医道の日本社)によると、
「副腎疾患の反応は、圧痛・硬結または皮電点として命門・腎兪・三焦兪などにあらわれ、その治療としても著効を奏する。」と、書かれています。
鍼灸臨床 新治療法の探求(医道の日本社)には、
「照海というのは副腎皮質、然谷というのは副腎髄質と関係が深いので、然谷と照海というのは非常に近いが、全く逆の作用をする。照海に鍼を留めると副腎皮質ホルモンの分泌が促進されて副腎髄質ホルモンの分泌を抑制するように働く。」と、書かれています。
これらの著書から、この「照海」と「腎兪」を上手く使えば、副腎疲労に効果がある事が分かります。
実際に私(鍼灸師)も、軽度のうつの方にこれらのツボを使って施術を続けていったところ、元気を取り戻し社会復帰した方がいらっしゃいます。
まず、手首に触れる撓骨動脈の拍動を確認します。
照海(しょうかい)は、足首にあるツボです。
内踝(うちくるぶし)の下1寸(親指の幅)にあります。
【参考】
取穴部位:内果の直下1寸に取る。引用:経絡経穴概論(医道の日本社)
腎兪(じんゆ)は、腰にあるツボです。
第2・第3腰椎棘突起間の外1寸5分にあります。
1寸5分は、「親指一本の幅(1寸)」と「親指の半分(0.5寸)」の幅を足した場所にあります。
【参考】
第2・第3腰椎棘突起間の外1寸5分に取る。引用:経絡経穴概論
私がお伝えするお灸は、「透熱灸(とうねつきゅう)」と「台座灸(だいざきゅう)」です。
透熱灸は、もぐさを「米粒」または「半米粒」ほどに捻って行なうお灸です。
昔は、家庭でもやっていたようです。
このお灸を、1日3壮から始めます。慣れてきたら5壮・7壮と増やします。
効果のあるお灸ですが、作るのが難しい事が難点です。
台座灸は、ボール紙の上にもぐさが載っています。
皮膚にもぐさが直接触れないので、火傷(やけど)をしにくいタイプです。
簡単で、温かく心地が良いですが、透熱灸より効果が劣ります。
1日に1~2個行います。
【参考図書】
【関連記事】