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自律神経失調症専門おかだ鍼灸院
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【その他】
早漏・遺精・尿漏れ・不正出血・早産・流産・髪のツヤがなくなる・白髪になる・下痢・便秘・根気がなく飽きっぽい・歯が抜ける
これらは全て、腎虚(じんきょ)と関係のある症状です。
東洋医学で考えられている「腎」の働きは、西洋医学で考えられている「腎臓」の働きとは、異なります。
まったく違うのかとういと、似ているところもあるので複雑です。
腎虚(じんきょ)を知る前に、腎の働きがわからなければ、理解できないので一つ一つ説明していきます。
腎の働きには、大きく3つあります。
1つ目は、精と呼ばれるものを「腎」の中にしまい込む働き(封蔵)があります
そして、精というのは、成長・発育・生殖などの生命活動に必要なエネルギー物質の事です。
この事から、腎は、精を貯えて、発育・成長と生殖を管理していると考えられます。
また、精は髄を生むと言われています。そして、髄とは、骨の中にあり骨を栄養しています。頭蓋骨の中にある「脳」は、髄が集まったものと考えられています。
こららの事から、精は脳の元になるので、知能の発達に影響を与えている事がわかりますよね。
そして、
腎の中に貯蔵されている「精」が不足すると、「不妊症になったり」・「発育が不良になったり」・「精液が減少したり」・「めまいがしたり」・「物忘れが激しくなったり」・「骨が弱くなる」・「髪にツヤがなくなる」・「耳の聞こえが悪くなる」と考えられています。
また、封蔵と呼ばれる「しまい込む働き」が弱ると、外へ出て行く症状(早漏・遺精・尿漏れ・失禁・不正出血・早産・流産)などの問題が現れます。
2つ目は、全身の水分代謝を調節します。
体に必要な水分は、再利用します。そして、不必要な水分は、尿として体外へ排出されます。
これらの働きに問題が起こると、尿の量が減ったり、逆に増えたり・頻尿になるなどの症状が現れます。
3つ目は、呼吸の補助をします。
呼吸は、肺で行われますが、深い呼吸は、腎が関係します。特に、吸い込む働きに関係します。
この深い吸気によって、お臍の下の臍下丹田に取り入れて、精を「元気」に変化させます。
※元気とは、生命活動の原動力となるもの(食欲・性欲・生きようとする欲求をもたらす気
この働きが弱くなると、浅い呼吸となり、息を吸いづらくなります。また、喘息などにも関係します。そして、深い呼吸ができなくなると、「元気」もなくなります。
このように、腎の働きが低下したものを「腎虚(じんきょ)」と言います。
東洋医学では、「久しく立てば骨を傷る」という言葉があります。
これは、長い間立っていると、骨に負担がかかり「腎」が弱くなると考えられます。
なぜなら、骨は、髄から栄養をもらっているからです。(※髄は、精から生まれる)
そして、ただ立っているのではなく、重い物を持ち上げるような力仕事をしている方が、腎虚になりやすいと考えられます。
次に、「房事過度」です。
「性行為のしすぎ」・「自慰のしすぎ」などは、腎を弱める原因と考えられます。
【参考】
江戸時代の貝原益軒「養生訓」では、唐代の孫思邈「千金方」を参考にしている。「千金方」では、男女の交接回数を「20歳までは4日に1回漏らす。30歳の者は8日に1回漏らす。40歳の者は、16日に一回漏らす。50歳の者は、20日に1回漏らす。60歳の者は精を閉じてもらさないが、体力は盛んであれば1か月に1回漏らす。・・・・・60歳を過ぎて性欲がなければ、閉じて漏らしてはいけない」とある。
そして、「甘い物」の食べ過ぎです。
甘い物は、土の性質があります。腎は、水の性質なので、甘い物を食べ過ぎると、腎の働きを弱めると考えられます。
最後に、
人間は加齢と伴に、腰が曲がってきたり・耳が遠くなったり・トイレが近くなったりするのは、「腎虚」が進んでいる事を現します。また、生まれつき、腎の弱い方もいらっしゃいます。
【まとめ】
腎虚になる原因は、
【参考図書】
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