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自律神経失調症専門おかだ鍼灸院
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【最終改訂日】令和6年11月1日
不妊症の方には、手足や骨盤が冷たくて冷え症があるという方が多いです。
冷え症の原因にもいろいろあって、体質的な「冷え性」の方。
自律神経・ホルモンの乱れ・瘀血(血液ドロドロ)・低血圧・貧血によるものなどの「冷え症」があります。
その冷え症の中で、東洋医学で「血虚(けっきょ)」という身体の状態で「不妊症」に有効なツボがあります。
【参考】血虚について
血虚の方は、体に与える『血』が不足した状態。肌や髪につやがない・爪が割れやすい・めまい・立ち眩みなどの症状が出る事がある
それは、「三陰交」というツボです。
三陰交は、『血』を増やす効果があるので、毎月、月経で血を失う女性にはお勧めのツボです。
専門的な話になってしまいますが、血虚の方の脈をみると、
と呼ばれる脈の状態を現しています。
①細脈は、名前のように糸のように細い脈です。
糸のような細い脈と言われるぐらいですから、血液の流れが少ない状態を現します。
②濇脈(しょくみゃく)は、骨盤の循環する血液が少ない方や瘀血(おけつ)のある方(ドロドロ血液)に現れやすい脈。
③芤脈(こうみゃく)は、ネギを押すような中身(血)がない脈です。
東洋医学で考える『血』は、運動をしたり・物を見たり・頭を使ったりする時に使われます。
また、女性の場合は、毎月子供を作る準備の為に「血」を使って「子宮」という赤ちゃんのベットを作ります。
そして、妊娠すると「血」によって胎児を育てます。
もし、この血が少なかったらどうでしょう?
子宮という赤ちゃんのベットが作れません。(子宮内膜が薄くなる)
妊娠しても血が少なく栄養がないので、赤ちゃんを育てられません。
このような身体の状態で、あなたは妊娠する事ができると思いますか?
不妊の原因が全て「血虚」というわけではありませんが、血虚の方は「三陰交」を使うと血が増えるので有効なツボです。
【参考】
三陰交(さんいんこう)
[主治]腹部膨満、腹鳴、下痢便、消化不良、月経不順、不正子宮出血、帯下、子宮下垂、無月経、月経痛、不妊症、難産、遺精など。
引用:鍼灸経穴辞典(東洋学術出版)
すでに不妊治療を行っている方も、鍼灸で「妊娠しやすい体づくり」をするとより良い結果が得られと思います。
三陰交のツボの見つけ方は、
経絡経穴概論(医道の日本社)によると、「内果の上3寸、脛骨内側縁の骨際に取る。」とあります。
内果というのは、内くるぶしの事です。3寸というのは、第2指~第5指の指4本分の幅です。
内くるぶしから、指4本分の幅で脛の骨の内側にあるへこみを「三陰交」とします。
【参考図書】
■鍼灸症例
■疾患記事
■お灸の「やり方」と「効果の出る期間」について
■不妊症に関係のある「ブログ」
■不妊症の方の「食生活」について