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自律神経失調症専門おかだ鍼灸院
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【最終更新日】令和6年4月21日
あなたは「子宮内膜症」という疾患は、子宮にできる病気と思っていませんか?
名前から考えると、「子宮にできる病気なのかな?」と思ってしまうのですが、子宮内膜が子宮内腔以外の場所に発育してくる病気の事を呼びます。
それじゃ、子宮内腔以外のどこにできるのかというと、
「卵巣」・「卵管」・「ダグラス窩(子宮と直腸の間のくぼみ)」・「仙骨子宮靭帯」・「直腸」・「膀胱」などに起こります。
また、子宮内膜が子宮筋層内に発育するのを「子宮腺筋痛症」と呼びますが、これは別の機会にお伝えしたいと思います。
子宮内膜症の特徴としては、
20~40代の女性に好発しやすい疾患です。
なぜ、この年代に子宮内膜症が多くなるかというと、女性ホルモン(エストロゲン)が関係してきます。
エストロゲンは、子宮内膜を増殖させる作用があり20代~40代までが盛んに分泌されるからです。
そして、子宮内膜症の症状は、「疼痛」と「不妊」です。
疼痛には、①月経痛 ②慢性骨盤痛 ③性交痛・排便痛があります。
①月経痛は、腹腔内炎症によりプロスタグランジンが過剰に分泌され、必要以上に子宮が収縮する為に起こります。
②慢性骨盤痛は、繰り返す炎症によって生じる癒着の影響により、骨盤痛(下腹部痛・腰痛)が持続します。
③性交痛・排便痛は、ダグラス窩と呼ばれる所の癒着により、子宮と直腸が固定されて生じると言われています。
そして、「不妊」との関係ですが、
子宮内膜症では、月経時に子宮内腔以外にできたところでも、出血を起こします。これを毎月繰り返していると、周りの組織と癒着を起こすようになります。
例えば、
卵管采周辺に子宮内膜症ができると、癒着により卵子の卵管内への取り込みが上手くできません。また、卵管閉塞が起こると、卵子や精子が卵管を通れない為に受精ができません。
このような理由から、子宮内膜症があると不妊の原因になる可能性があるのです。
【参考文献】
■鍼灸症例
■疾患記事
■お灸の「やり方」と「効果の出る期間」について
■不妊症に関係のある「ブログ」
■不妊症の方の「食生活」について