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自律神経失調症専門おかだ鍼灸院
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【最終更新日】令和6年3月27日
今までに、首筋や背中がゾクゾクして寒気を感じた事はありますか?
風邪を引く前に、このような症状を体験した方も多いかと思います。
私(鍼灸師)も、ソファーでうっかり寝てしまい、寒気を感じて「まずい!」と思う事が度々あります。
この風邪ですが、原因のほとんどが「ウイルス」によるものです。
ウイルスとしては、ライノウイルス・コロナウイルス・RSウイルス・アデノウイルス等によるものと言われています。
これらのウイルスに、飛沫感染・接触感染する事により体内で増殖し、鼻水・鼻づまり・喉の痛みなどの症状を現します。
通勤・通学などで電車を利用する方は、つり革を触った手で、口回りを触れない・手洗いをするなどの予防が大切です。
体力のある方でしたら、自分の免疫力で「ウイルス」に勝つことができますが、寝不足をしていたり・疲労が溜まっていたり・持病で免疫力が弱っている方だと「ウイルス」に負けてしまい「風邪」を引いてしまいます。
ここでは、昔から行われていた風邪予防のお灸(ツボ)についてお伝えします。
冒頭で、「首筋や背中がゾクゾクした事がありませんか?」とお伝えしましたが、風邪を予防するツボは、首にあります。
首を前に曲げると、一番出っ張る骨があります。
その骨は、第七頚椎の棘突起と呼ばれる「首の骨」です。
この骨の下に、「大椎(だいつい)」と呼ばれるツボがあります。寒気を感じ時は、このツボにお灸を行います。
そして、このツボは、喉にある「扁桃腺(へんとうせん)」の炎症を鎮め・働きを強化してくれます。
ご存じない方も多いと思いますが、扁桃腺は「免疫」と深い関係があります。
なぜななら、扁桃は、リンパ小節の集まる所で、リンパ球および抗体の産生を行う場所だからです。
■抗体とは?
自分とは違った異物(抗原=ウイルスや細菌など)が体内に入り込んだとき、そのたんぱく質に反応し、体から追い出すためにできる対抗物質
<参考サイト>
大椎(だいつい)は、この扁桃腺を強化する事で、「風邪予防」につながります。
ただ、お灸のやり方に「ポイント」があります。
プロが行う場合は、もぐさを米粒程に捻って行う透熱灸(とうねつきゅう)を行います。これを首や背中の寒気がなくなるまで、数十壮のお灸をします。
■鍼灸臨床 新治療法の探求
(引用)
大椎はご承知のように風邪の予防や風邪をひいた時は三十一壮から五十一壮の多壮灸をすえると非常に軽快する。
その為、一般の方が使う台座灸も、一個お灸をしたからといって効果を発揮する事ができません。
首筋や背中が温まるまで、少なくとも2~3個のお灸をする事が必要です。
上手くいくと、首筋や背中の寒気もなくなり風邪を予防できます。一番のお勧めは、寒気がなくても、大椎にお灸をする事です。
【参考図書】
■女性のお悩み
■胃腸のトラブル
■体の痛み
■喉・気管のトラブル
■その他のトラブル
■不調の原因