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自律神経失調症専門おかだ鍼灸院
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【最終更新日】令和6年3月27日
あなたは関節リウマチ(RA)が、どんな病気か知っていますか?
簡単に説明すると、
人間には、体の外から入ってくる侵入者(細菌・ウイルス)から体を守るシステムがあります。
しかし、関節リウマチの場合は、このシステムに問題が起こり、外部からの侵入者ではなく、自分自身の細胞や組織を攻撃してしまうのです。
その為、関節の滑膜という場所に炎症が起こります。「指の関節が腫れたり」・「手首の関節が腫れたり」・「足首の関節が腫れたり」と全身の関節に炎症が起こるのです。
この関節リウマチ(RA)ですが、
どのような方に多いかというと、30~50代の女性に多いと言われています。男性と女性の比率で考えると(1:3~4)程で、男性に少なく・女性に多い疾患です。
関節リウマチの初期症状は、
手指や足などの小さな関節に腫れが起こり、「朝のこわばり」や「痛み」で自覚する事が多いです。
それでは、
本題である関節リウマチの関節の腫れに効果のあるツボをお伝えしたいと思います。
関節リウマチの方は、「手首の関節の腫れ」や「手指の関節の腫れ」でお困りの方が多いと思います。
この関節リウマチの腫れに良いツボを2つご紹介します。
1つ目は、「陽陵泉」とい呼ばれるツボがあります。
このツボは、筋肉や関節の炎症・熱・腫脹・痛みを抑える作用があると言われているツボです。
この「陽陵泉」がどこにあるのかというと、膝の外側にあります。
社団法人東洋療法学校協会編 経絡経穴概論によると、
ツボの取り方は、「膝を立てて腓骨頭の前下際に取る」と書かれています。
あなたも膝を立ててみると分かると思いますが、
膝の外側を手で触ると出っ張っている骨があると思います。これが腓骨頭です、この骨の出っ張りの下で、少しだけ前にずらした凹みが「陽陵泉」になります。
このツボに昔ながらの「もぐさ」を捻った透熱灸(とうねつきゅう)を根気良く行うと、関節の腫れを鎮めてくれるのです。
2つ目は、「肺兪(はいゆ)」と呼ばれるツボです。
これは、第三胸椎から外方へ1寸5分にあります。
■首藤伝明症例集(医道の日本社)から引用
肺兪またはその上下を検索するとリウマチ性の疾患では必ず硬結が表れている。たいてい圧痛を伴う。この硬結は、上半身のリウマチ性関節疾患に表れるもので病変の程度に比例する。~(略)手関節の腫れが肺兪に施灸することで取れてくる。
第三胸椎がどこにあるかというと、肩甲棘と呼ばれる骨の出っ張りを左右に結んだ線上にあります。
そして、1寸5分という長さについてです。
1寸は、親指の幅になるので、1寸5分だと親指一本半になります。
関節リウマチの方では、その付近がグリグリと硬くなっているはずです。
そこに、市販の「台座灸」を行うと腫れの軽減と痛みの緩和につながります。
【参考図書】