埼玉県幸手市・久喜市で鍼灸院をお探しの方
自律神経失調症専門おかだ鍼灸院
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私は、小学生の時に押し入れに布団を入れようとした際に、腰に痛みが走り動けなくなった事があります。
その時の痛みを思い出すと、今も「ゾッ」とします。
話はそれましたが、ぎっくり腰とは、このように急に腰が痛くなった腰痛の事をいいます。(西洋では、『魔女の一突き』と言われる)
ほとんどの方は、
「重い物を持り上げようとしたら急に腰が痛くなった」・「洗面所で顔を洗おうとした際にグキッとなった」・「何もしていないけれど、徐々に腰が痛くなって動けなくなってしまった」このようなパターンで発症をした事を聞きます。
この「ぎっくり腰」ですが、どのような状態になっているのかというと、「筋肉が凝っている」わけではありません。
筋肉の線維にキズが入っていたり・関節の捻挫であったり・靭帯を損傷している事が、ほとんどです。
このような時は、腰の患部で「炎症」を起こしています。よくある間違えは、腰の筋肉が凝っているのかと思って、グリグリとマッサージをしてしまう事です。
腰のマッサージをしてしまうと、患部の炎症が助長され悪化させてしまいます。
そうすると、余計に痛くなり動けなくなってしまう事があるのです。
ぎっくり腰に効くツボの中に、「委中(いちゅう)」があります。
これは、膝裏の真ん中にある「ツボ」です。
【参考】
〇委中(いちゅう)
取穴部位:膝窩横紋の中央に取る<引用:経絡経穴概論(医道の日本社)>
東洋医学には、「腰背は委中に求む」という言葉があります。
腰や背中に問題がある時は、「委中を使うと良いよ!」と、いう事です。
このツボを使うと、腰や背中の筋肉(脊柱起立筋)が緩んで痛みを緩和させてくれます。
なぜ、そのような事が起きるのかというと、
頭から首・背中・腰・太ももと・ふくらはぎの裏側には、足の太陽膀胱経(たいようぼうこうけい)と呼ばれる経絡(けいらく)が通っています。
【参考】
〇委中(いちゅう)
[主治]坐骨神経痛、膝関節炎及びリウマチ、腰痛、頭痛、衂血に効く。
<引用:鍼灸治療基礎学(医道の日本社)>
経絡というのは、『気』・『血』の流れる川のようなものです。
そして、この経絡を介して「膝裏」と「腰」はつながっています。
だから、委中を刺激する事によって、腰の筋肉を緩める・炎症を鎮める事ができるのです。
ぎっくり腰の時は、患部を揉まないで、膝裏の真ん中にある「委中」をやさしく揉むと良いでしょう。
ただし、ポイントがあります。
膝裏は、敏感な場所です。あまり強い力で指で押すと違和感が残る事があります。
なるべく、短い時間(2~3分)で、やさしく手指でほぐす事が大切です。
あとは、無理をしないでゆっくり安静にしましょう!
■注意事項
【参考図書】