埼玉県幸手市・久喜市で鍼灸院をお探しの方
自律神経失調症専門おかだ鍼灸院
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【最終更新日】令和6年6月18日
女性は、約一か月の間隔で子宮内膜から周期的な出血が起こります。これが月経(生理)です。
この時、子宮内膜では卵胞から分泌される「エストロゲン」の作用によって、子宮内膜が厚くなります。
そして、排卵した卵胞は黄体となり、主に「プロゲステロン」を分泌します。このプロゲステロンは、子宮内膜を着床に適した状態にします。
その後、妊娠が成立しないとエストロゲン・プロゲステロンの減少により、子宮内膜が剥がれ月経(生理)が起こります。
この時に生理痛を起こす原因は、「プロスタグランジン」が影響していると言われています。
プロスタグランジンには、子宮筋を収縮させ、子宮内のいらないものを押し出す働きがあります。
この働きにより、「生理痛」が起こります。
その他、「精神的・身体的なストレス」・「冷房や薄着による冷え」が下腹部の血流を悪くし、生理痛を起こしている場合があります。
私(鍼灸師)が、生理痛でお困りの方に使うツボの1つに「三陰交」があります。
このツボは、[生理痛 ツボ]で検索すると必ず出ててきます。そのぐらい有名で効果を期待できるからだと思います。
以前、鍼灸院に来られた方の中に、「不妊」と「生理痛」でお困りの方いました。
このツボを使って施術をしたところ生理痛が軽くなり、その後、妊娠した方もいます。
しかし、なぜこのような効果があるのでしょうか?
それは、三陰交が足の太陰脾経(たいいんひけい)と呼ばれる経絡上にあり、この経絡が下腹部を通過しているからです。
その影響によって、下腹部の気血の流れが良くなり「生理痛」を和らげるのです。
首藤伝明先生の著書【超旋刺と臨床のツボ(医道の日本社)】には、「主治:生理不順・生理痛・生理前後の不調・逆子」と、書かれています。
また、
本間祥白先生の著書【図解鍼灸実用経穴学(医道の日本社)】には、「主治症:婦人病と男子生殖器病の名穴である。各種婦人病には腎経の照海とともによく効くツボで婦人の三里とも敬称されている大切な穴である。」と書かれています。
これらの書籍からも、三陰交が「生理痛」に効果がある事がうなずけます。
この三陰交は、下腿の内側にあります。
内くるぶしから、あなたの手指(人指し指から小指)幅(3寸上)にあります。
ちょうど、脛骨と呼ばれる骨の際です。
生理痛でお悩みの方は、大抵このツボを押すと痛みを感じます。
そこに、「透熱灸」または、「台座灸」を行うと良いでしょう。
注意事項
生理痛は、子宮内膜症・子宮筋腫・子宮腺筋症・骨盤内炎症などの疾患から起こります。長引く場合は、婦人科で診てもらいましょう。