埼玉県幸手市・久喜市で鍼灸院をお探しの方

自律神経失調症専門おかだ鍼灸院 

                  幸手駅から徒歩15分・久喜駅から車で15分

受付対応
8:00~18:00 土曜12:00迄
営業時間
平 日 午前 8:30~12:00
    午後 2:00~ 6:00
土曜日 午前 8:30~12:00
定休日
土曜日午後・日曜日・祝日

完全予約制 

新規の方は、限定1日3名まで

0480-53-3671
鍼灸師の独り言

耳鳴りを改善させるツボ4選(台座灸を使用)

耳鳴りについて

【記事投稿日】令和6年10月4日

【筆者】岡田匡史(鍼灸師)

 

耳鳴りを起こす原因には、

  • ストレスや疲労
  • 睡眠不足
  • 工事現場やコンサートで大きな音を聞いた
  • 耳の疾患(突発性難聴・メニエール病・中耳炎)に罹った
  • 老化(加齢に伴って起こる)

によるものなど、様々あります。

 

ひとりひとり原因・体質・性格・年齢・生活環境も異なるので、耳鳴りを改善するツボを使っても、『効果がある人』・『ない人』もいますが、耳鳴りが小さくなる人もいらっしゃるので参考にして下さい。

 

耳鳴りを改善させるツボ4選のご紹介

①耳鳴りを改善(合谷)
1つ目:合谷(ごうこく)

合谷は、『人差し指』と『親指』の間にあります。

 

見つけ方のコツは、人差し指の骨に向かって圧を加え、硬くなっている所・痛気持ち良い所がツボになります。

 

東洋医学では、『面目は合谷に収む』と言われ、顔面や目の病には、合谷を使った方が良いと言われています。

 

実際、鍼灸治療で使用していますが、効果のあるツボの1つだと分かります。

 

[主治症]咽喉の腫れ、痛み、歯や歯肉の熱痛、鼻出血、眼病や耳鳴等にも効く

引用:鍼灸実用経穴学(医道の日本社)

②耳鳴りを改善(外関)
2つ目:外関(がいかん)

手首から、指3本分の幅の真ん中に外関があります。

 

このツボは、経絡を介して耳の回りを巡っています。

 

その為、このツボを刺激すると耳の血流が良くなります。

 

外関は、交感神経が興奮している人に効果的です。

 

その為、手首を通る撓骨動脈の拍動を確認して、安静時の脈拍が80拍以上あれば使用します。

[主治]熱病、頭痛、聾、耳鳴、目の充血・腫脹・疼痛、瘰癧、脇痛、肘・腕の屈伸困難、手指の疼痛、手の振

引用:針灸経穴辞典(東洋学術出版)

③耳鳴りを改善(中渚)
3つ目:中渚(ちゅうしょ)

中渚は、手の甲にあります。『小指』と『薬指』の間にあります。

 

見つけ方のコツは、薬指側に圧を加え、小さなコリがあったり・痛気持ち良く感じる所がツボになります。

 

中渚は、外関と同様に耳の回りを巡っているので、耳の血流が良くなります。

 

このツボを使う時は、安静時の脈拍が60拍以下の時に使用した方が効果的です。

 

また、中渚と外関は、一緒に使用しません。

[主治] 頭痛、目の充血、聾、耳鳴、咽喉部の腫脹・疼痛、熱病、肘や腕の痛み、手指の屈伸困難

引用:針灸経穴辞典(東洋学術出版)

④耳鳴りを改善(照海)
4つ目:照海(しょうかい)

照海は、足の内くるぶしの頂点から、親指1本分下にあります。

 

東洋医学では、『腎は耳に開竅する』と言われて、腎と耳は深い関係があります。

その為、腎の働きが落ちると、耳の聴こえが悪くなると考えられています。

 

照海は、足の少陰腎経と呼ばれる経絡上にあり、腎につながっているので使用します。

[主治](沢田流の太谿・一般の照海)腎臓疾患を司る。咽喉痛、気管支炎、中耳炎、耳鳴、扁桃炎、骨髄炎を治する。

引用:鍼灸治療基礎学(医道の日本社)

合谷(ごうこく)を例にして『お灸のやり方』を説明

①台座灸を用意する

②台座灸のシートからお灸を剥がし、指腹につけます。

 

③もう片方の手で、ライターに火をつけて『お灸』に近づけます。

 

④火が付いたら、指腹からお灸を外し、ツボに貼り付けます。

 

最初は、何も感じませんが、徐々に温かさを感じてきます。

 

お灸をしていて、気持ち良いレベルの温かさであれば問題ありませんが、会うさを我慢しすぎると火傷をする事もあるので慣れない内は早めに取りましょう。

動画で内容を再確認したい方

プロフィール

岡田匡史(おかだまさし)
1978年生まれ
経歴

1日400人以上来院する整形外科・都内の鍼灸整骨院で鍼灸の施術とリハビリを担当する。

取得国家資格

・はり師
・きゅう師
・あん摩マッサージ指圧師
・柔道整復師