埼玉県幸手市・久喜市で鍼灸院をお探しの方
自律神経失調症専門おかだ鍼灸院
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営業時間 | 平 日 午前 8:30~12:00 午後 2:00~ 6:00 土曜日 午前 8:30~12:00 |
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定休日 | 土曜日午後・日曜日・祝日 |
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新規の方は、限定1日3名まで
以前、おかだ鍼灸院に来られた方で、庭の草むしりをしていたら、手かかゆくなり・赤くなってしまった方がいました。
そのご婦人によると、「皮膚科で塗り薬を貰ってつけているけれど、なかなか良くならない」と、言っていました。
そこで、湿疹(皮膚炎)に鍼灸で良くなる事があると伝え、手の湿疹の施術をした事があります。
その方には、草むしりをする時は、素手で行わなず手袋をするように伝えて、「肩」と「足」のツボに皮内鍼(ひないしん)と呼ばれる鍼(はり)を行いました。
そのような鍼を続けていくうちに、手の湿疹(皮膚炎)も良くなって行きました。
この湿疹(皮膚炎)を改善したツボですが、最近また同じような理由で、手のかゆみのご相談を受けました。
そこで、この記事を読んでいるあなたにも『湿疹を改善するツボ』について、ご紹介したいと思います。
築賓(ちくひん)と呼ばれるツボは、足の少陰腎経と呼ばれる経絡上にあるツボです。
腎経と呼ばれるくらいですから、「築賓」と「腎臓」は、経絡を介してつながっています。
ちなみに、経絡というのは「気」や「血」が流れる川のようなものです。
そして、築賓に『はり』や『灸』などの刺激を与えると、この経絡を流れる気・血の流れが良くなります。
その結果、「腎」の働きに良い影響を与えるのです。
もともと腎臓は、尿を作って体の老廃物を排泄するところですから、解毒の作用が高まります。
また、腎臓の上に乗っている「副腎」にも良い影響与えるので、しっかりと副腎皮質から「ステロイドホルモン」が分泌されます。
このステロイドホルモンは、「抗炎症作用」のあるホルモンです。
その為、湿疹による皮膚の炎症を鎮めてくれるのです。
肩髃(けんぐう)は、手の陽明大腸経と呼ばれる経絡上にあるツボです。
大腸経と呼ばれるくらいですから、「大腸」と「肩髃」は、経絡を介してつながっています。
大腸は、食べた物の「カス」を大便として出してくれるところなので、体の毒素を排出してくれる働きがあります。
だから、腸の働きの悪い便秘の方は、皮膚のトラブルを起こしやすいのです。
この肩髃は、大腸の働きに影響を与えるので、皮膚トラブルに良いのです。
【参考】
〇肩髃(けんぐう)
[主治]皮膚病を主る。湿疹、蕁麻疹、汗疹などの極めて表層の皮膚病に効く
<引用:鍼灸治療基礎学(医道の日本社)
【参考】
他に特徴なのは「肩髃」である。腎経の「築賓」と併用して皮膚疾患に著効を表す。ただし、この「肩髃」は二十一壮の多壮灸とし「築賓」には七壮の施灸をする。<引用:鍼灸臨床 新治療法の探求(医道の日本社)>
まず、足首の内側を見てください。
足首の内側には、内果(ないか)と呼ばれる骨の出っ張りがあります。
この内果とアキレス腱の間に太谿(たいけい)と呼ばれるツボがあります。この太谿から上方に5寸上がった所に『築賓』があります。
ちなみに、
人差し指から小指の幅が3寸です。そして、人差し指から薬指の幅が2寸になります。
5寸という事は、この二つの長さを足した長さになります。
■経絡経穴概論(医道の日本社)
築賓(ちくひん)
取穴部位:太谿穴の上5寸で、腓腹筋下垂部とヒラメ筋の間に取る(引用P136)
肩髃(けんぐう)は、肩関節上にあります。
ツボの探し方としては、手のひらを太ももの横につけて真っすぐに立ちます。
そして、その姿勢のまま腕を横に90度上げていきます。
そうすると、肩上部に二つの凹みが現れます。
その凹みの前方が『肩髃』になります。
■経穴概論(医道の日本社)
肩髃(けんぐう)
取穴部位:肩関節の前方、肩峰と上腕骨頭の間に取る(引用P38)
一番効果のあるやり方は、もぐさを米粒程に捻って行う「透熱灸(とうねつきゅう)」です。
これは、プロの鍼灸師が行うお灸と同じです。
60代・70代ぐらいの方に聞くと、子供の時におじいさん・おばあさんがやっていたと聞きます。
昔は、このお灸が出来る方が結構いたようです。
もし、この方法をやってみたい方は、下記の『もぐさを捻るお灸のやり方』をご覧ください。
台座灸(だいざきゅう)
本格的なお灸と違って効果は劣りますが、他の『お灸』もあります。
それは、『台座灸』と呼ばれるお灸です。
これは、ドラッグストアーで売っています。
台座が、厚紙で出来ているので、もぐさの火が直接ヒフに付きません。その為、温かくて気持ちの良いタイプです。
また、厚紙に両面テープが付いているので、皮膚に着くので安全です。
初めての方は、こちらのタイプのお灸を使うと良いでしょう。
一日に、2~3個行います。
お灸を行うタイミングは、朝でも・昼でも・夜でも構いません。
だた、「お風呂に入った後」や「運動直後」は、やめましょう。
1時間ぐらい間隔をあけて、落ち着いてから行ってください。