埼玉県幸手市・久喜市で鍼灸院をお探しの方
自律神経失調症専門おかだ鍼灸院
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定休日 | 土曜日午後・日曜日・祝日 |
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膀胱炎には、蠡溝(れいこう)がお勧めです。
このツボにお灸をすると、排尿痛・頻尿・下腹部の不快感の症状が楽になる事が多いです。
最終更新日:令和6年11月1日
先日、おかだ鍼灸院に来られた女性から「トイレが近くて困る」と、いうお話をお聞きしました。
その女性によると、若い時から「膀胱炎」になりやすく、頻繁になるので病院へ通っていたそうです。
しばらく、膀胱炎になっていなかったようでしたが、再び膀胱炎になってしまいました。
そして、病院では、抗生物質を処方されて飲み切ったのに、「頻尿」と下腹部の「違和感」が取り切れないとの事でした。
鍼灸院に来られた理由は、膀胱炎ではないのですが、鍼灸で良くなった事例がある事を伝え、自宅でお灸をするように勧めました。
鍼灸で良くなった事例といのは、
80代女性が、膀胱炎でおかだ鍼灸院に来られた事がありました。
その方によると、「病院へ行ったらお休みでみてもらえなかった」と話していました。
そして、「排尿痛・頻尿・下腹部の違和感があるので鍼灸で何とかならないか?」との事で、施術をしました。
その施術をしてから、膀胱炎だと思われる症状は数日後になくなって喜ばれた事を思い出します。
話は、それてしまいましたが、膀胱炎は、鍼灸で改善がみれる疾患です。
最初にお伝えした女性も、毎日ツボにお灸をしたところ一週間後には、スッキリ良くなっていました。
そこで、膀胱炎でお悩みの方に、お勧めの「ツボ」をご紹介します。
蠡溝(れいこう)と呼ばれるツボは、足の厥陰肝経(けついんかんけい)と呼ばれる経絡上にあるツボです。
経絡というのは、気・血の流れる川のようなもので、「ツボ」と「肝臓」は、経絡でつながっています。
そして、この経絡は、生殖器系などを通過しいるので婦人科疾患のみならず、泌尿器疾患にも効果を発揮します。
特に、このツボを押すと痛みを感じる場合は、良く効きます。
<参考>
蠡溝は、泌尿器、子宮内膜炎や膣炎等の婦人科疾患の炎症や下焦の病によく効き、三十一壮の多壮灸とする。
引用:鍼灸治療 新治療法の探求(医道の日本社)
まず、足首を見て下さい。
足首を見ると、内側の骨が出っ張ているのが分かると思います。この場所を内果(ないか)と呼びます。
この内果から5寸上の脛骨の凹みに「蠡溝(れいこう)」と呼ばれるツボあります。(※骨を詳しく触ってみると、凹んでいる所がある)
「人差し指」から「小指」までの幅が、3寸になります。
「人差し指」から「薬指」までが、2寸になります。
この二つに長さを足した幅が、5寸になるので、指の幅で長さを測って「ツボ」を探してみて下さい。
■経絡経穴概論(医道の日本社)
蠡溝(絡穴)
取穴部位:内果の上5寸、脛骨内側面上の陥凹部に取る
中極(ちゅうきょく)は、下腹部にあるツボです。
このツボは、膀胱の状態を表します。その為、膀胱炎の方は、ちょうどこのツボを押すと不快感に感じる事が多いです。
逆に、膀胱炎が良くなってくると、このツボを押しても不快感がなくなるでしょう。
<参考>
膀胱炎・尿道炎で小便が近く、放尿時またその後の痛み、不快感に良い。
引用:超旋刺と臨床のツボ(医道の日本社)
お臍の下4寸、恥骨結合の上際から1寸の場所にあります。
簡単に見つける方法としては、指で下腹部に向かって押していくと、骨(恥骨結合)にぶつかります。
その骨の際から、親指の幅(1寸)にツボがあります。
お灸には、いろいろな種類があります。
一番使いやすいのは、『台座灸(だいざきゅう)』と呼ばれるお灸です。
このタイプは、お灸の裏側に両面テープがついていいるので、肌にくっつき便利です。(落ちないし・安全)
そして、ボウル紙の上にもぐさが載っているので、熱さが柔らかく「やけど」をしにくい構造になっています。
台座灸
お灸をやってみようと思っている方は、ドラッグストアーに行けば売っています。
買う時は、なるべく温度が低いタイプを選びましょう。なぜなら、あまり熱いタイプだと、『水ぶくれ』になる事もあるからです。
基本的には、台座灸で『やけど』をする方は、ほとんどいません。
このお灸を一日2~3個程やってみましょう。
【参考図書】