埼玉県幸手市・久喜市で鍼灸院をお探しの方
自律神経失調症専門おかだ鍼灸院
幸手駅から徒歩15分・久喜駅から車で15分
受付対応 | 8:00~18:00 土曜12:00迄 |
---|
営業時間 | 平 日 午前 8:30~12:00 午後 2:00~ 6:00 土曜日 午前 8:30~12:00 |
---|
定休日 | 土曜日午後・日曜日・祝日 |
---|
完全予約制
新規の方は、限定1日3名まで
【最終更新日】令和6年5月10日
「おかだ鍼灸院」には、自律神経失調症による不調でお悩みの方が多くいらっしゃいます。
その方達の中には、病院で検査をしても異常がないのに、「動悸」や「息苦しさ」を感じて来られる方がいます。
ほとんどの方は、「自律神経が乱れで動悸がするのでは?」と、思われて来られるのですが、違う原因の場合も多々あります。
その一つに、腹部瘀血(ふくぶおけつ)による「動悸」です。
瘀血(おけつ)を簡単に説明すると、血液がドロドロとして流れが悪くなっている状態です。
瘀血(おけつ)を簡単に説明すると、血液がドロドロとして流れが悪くなっている状態です。
特に、下腹部の手術(帝王切開・虫垂炎など)でお腹を切った方にみられます。
その他にも、食生活・運動不足・ストレス・産後・外傷などの影響により、瘀血(おけつ)が作られてしまいます。
しかし、「なぜ、動悸を引き起こすのでしょうか?」
それは、血液がドロドロしていると流れが悪いので、心臓(ポンプ)に負担がかかるからです。
その為、動悸を感じたり・息苦しさを感じるのです。
このタイプの動悸は、西洋医学的な検査で見つける事ができません。その為、「異常がない」と、言われてしまうのです。
鍼灸臨床 わが三十年の軌跡(医道の日本社)にも、
“この原因不明の動悸(心悸亢進)、又は異常がないと診断された動悸を訴える患者さんを診ると、共通している症状に腹部瘀血が認められることである”と、書かれています。
そして、このような時は、東洋医学(鍼灸)の出番です。
鍼灸では、このタイプの「動悸」・「息苦しさ」を楽にさせる方法を持っています。
あなたにも、このタイプの動悸を楽にさせるツボをご紹介します。
瘀血(おけつ)による「動悸」を楽にさせるツボは、3つあります。
これらのツボの使用条件・見つけ方・使い方についてお伝えします。
まず、腹部瘀血(おけつ)が「動悸」に関係しているのか、見極めます。
自分のお臍の斜め下ぐらいを指腹で軽く「そ~っと」押します。そうすると、痛みを感じたり・硬くなっている場合があります。
このような時には、瘀血(おけつ)がお腹に溜まっている証拠です。
このような場合に①中封・②膈兪・③至陽のツボを使うと効果的です。
ただし、
「膈兪」と「至陽」のツボは、一分間に脈拍が80回以上の方は、使用できません。
この場合は、「中封」のみが、使用できるツボです。
中封は、足首の内側にあるツボです。
まず、あなたの足首を見て下さい。
内踝(うちくるぶし)の前には腱(前脛骨筋腱)があります。
この腱の内側で、ゴリゴリと硬くなっている所が「ツボ」になります。
■経絡経穴概論(医道の日本社)
中封(ちゅうほう)
取穴部位:内果前1寸。前脛骨筋腱の内側下際の陥凹部に取る(P194)
膈兪は、背中にあるツボです。
背中には、肩甲骨と呼ばれる骨があります。この骨の下の所を「肩甲骨下角(けんこうこつかかく)」と呼びます。
この左右の「肩甲骨下角」を線で結びます。その線と背中の正中線が交わる所から、1寸5分離れた場所が、ツボになります。
■1寸について
1寸は、親指の幅です。1寸5分は、【親指の幅】と【親指の半分の幅】を足した長さです。
■経絡経穴概論(医道の日本社)
膈兪(かくゆ)
取穴部位:第7・第8胸椎棘突起間の外1寸5分に取る(P106)
至陽は、背中にあるツボです。
膈兪を見つける時と同じように、左右の肩甲骨下角を線で結びます。そして、背中の正中線と交わた所がツボになります。
■経絡経穴概論(医道の日本社)
至陽(しよう)
取穴部位:第7・第8胸椎棘突起間に取る(P204)
中封・膈兪・至陽の3つの「ツボ」をどのように使うかというと、「台座灸」を用います。
このお灸は、温かくて気持ちの良いものです。冷え症の方は、好きになってしまうかも知れません。
詳しくは、下記の所から「台座灸のやり方」をお読みください。
■参考図書