埼玉県幸手市・久喜市で鍼灸院をお探しの方
自律神経失調症専門おかだ鍼灸院
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最終更新日:令和5年11月2日
瞑眩現象とは、漢方用語で薬を服用することにより体内の毒が動き排出されることに伴う好転反応の事です。
~略~
鍼治療においても、体内の毒が多い患者さんではこうした瞑眩現象が起こります。と、腹診による「毒」と「邪気」の診察と治療法(ヒューマンワールド)には、書かれています。
初めて、鍼灸治療を受けられた方は、この瞑眩現象(めんげんげんしょう)を知らないと、「びっくりしてしまう」または「鍼灸って怖い」と、思ってしまう方もいるようです。
私の鍼灸院では、初めて鍼灸を受けられた方には、この事についてお話をしています。
良くある瞑眩現象(めんげんげんしょう)には、「眠くなる」・「かったるくなる(倦怠感)」などです。
このような反応が現れやすい方をみると、
いつも気が張っていて、交感神経が緊張し続けているような方に見受けられます。(まじめ?頑張り屋?の方)
だから、鍼灸などを受けると身体がリラックスし、副交感神経が働き出すから「眠くなる」・「かったるくなる」のではないだろうか?と、考えています。
そして、鍼灸を受けた後は、ゆっくり休んだり・仮眠をとると、「スッキリする!」・「次の日に元気が出る!」などのお話を聞いています。
だから、眠い・かったるい(倦怠感)などの瞑眩現象(めんげんげんしょう)は、びっくりする事はありません。
身体が良い方向へ舵を切るサインのようなものです。
また、瞑眩現象は、鍼灸を受けると全員に出るものではありません。
繊細な方・体内の毒が多く溜まっている方に時々みられるだけです。
身体が健康になっていくいと、徐々に現れなくなってくる事がほとんどです。
瞑眩現象の中には、身体に滞っていた血(瘀血)が排出される事があります。
以前、「6年間めまいが治らない!」と、言って鍼灸院に来られた方いました。
その方のお腹を押してみると、とても硬くなっているポイントがありました。
そこは、瘀血(おけつ)が溜まっているサインを表わす所です。
私は、その方の「めまい」は、血流が悪くなっている為だと考えて、瘀血を改善する施術を行った事があります。
そうすると、その月は、「生理が多くってびっくりした!」と、聞いた事がありました。
これは、鍼灸によって、溜まっていた瘀血(おけつ)が排出されたからだと思われます。
そして、この女性の「めまい」も改善がみられるようになった経験があります。
その他にも、「鼻血が出たり」・「濃い尿が出たり」・「黒ずんだ大便が出たり」する事があります。
水毒は、体内に水分が溜まり過ぎている状態を表します。
ときどき、鍼灸治療を受けた後に、「トイレに行きたい!」と、いう方をみかけます。
これは、体内の余分な水を排出しようとしている反応です。
腹診による「毒」と「邪気」の診察と治療法(ヒューマンワールド)には、上には嘔吐物として、下れば臭い下痢や大量の大便や硬い便塊として排出されます。と、書かれています。
確かに、鍼灸治療を受けた後に大便をしたくなる方が時々いるようです。
眠くなる・倦怠感(かったるい)・微熱が出るなどの症状が出る事もあります。
これらの反応は、良い状態へ変化しようとするサイン(好転反応)です。
特に、心配する事はありません。
冒頭でお伝えしたように、鍼灸治療を受けた後は、ゆっくりと過ごしたり・仮眠をしたり・ぐっすり眠ると、次の日は楽になっている事がほとんどです。