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自律神経失調症専門おかだ鍼灸院 

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鍼灸一筋のひとり言

鍼治療の効果はどのくらいの期間で現れるの?

【鍼治療の効果】一本打っただけで、身体に変化が起きている!

鍼治療

最終更新日:令和5年10月11日

筆者:岡田 匡史(鍼灸師)

 

私の鍼灸院では、「肩こり」・「腰痛」・「自律神経失調症」など、どんな症状で来られても、必ずお腹を軽く押して、問題がないかチェックします。

 

なぜ、このような事をするのかというと、お腹には不調の原因を知る「ヒント」が隠されているからです。

よく見られるのは、瘀血(おけつ)と呼ばれる血液の滞りです。

 

どこに、反応が現れるのかというと、お臍の斜め下に現れます。

 

そこの場所を、指で軽く押した時に「硬くなっていたり」・「痛みを感じた時」に、瘀血(おけつ)があると確認できます。

この血液の滞りは、お腹だけの問題ではありません。

 

「肩こり」や「腰痛」を起こしている筋肉にも、影響を与えています。

 

その為、私の鍼灸院では、この血行不良を改善するツボに鍼をします。

 

そうすると、急激にお腹の硬かった部分が柔らかくなり・軽く押して痛かった症状も消失する事があります。

 

これは、血流が改善されたからです。

 

身体の変化を敏感に感じる方ですと、

  • お腹がスッキリした!
  • 腰の痛みが楽になった!
  • 肩が柔らかくなった感じがする!

 

などの好転現象を、お聞きする事があります。

 

このように、鍼治療では、一本鍼を打っただけで、瞬時に身体に変化が起きているのです。

ぎっくり腰は、どのくらいの回数で鍼治療の効果が現れますか?

ぎっくり腰
 
  • 荷物を持ち上げようと中腰になったら、腰がズキッとした!
  • 腰を捻ったら、痛くて動けなくなった!
  • 長時間こたつで座って、急に立にち上がろうとしたら腰が伸びなくなった

 

など、急に腰が痛くなってしまい、困った事がある方も多いのではないでしょうか?

 

私の鍼灸院にも、「整形外科で湿布と痛み止めを処方され、安静にしているのに痛みが取れない!」と、訪れる方や、鍼の効果を知っている方ですと、「ぎっくり腰には鍼が一番!」と、言って訪れてくれる方がいます。

 

このぎっくり腰は、鍼を受けると「どのくらいの回数で良くなるの?」と、効果を知りたい方もいらっしゃるかと思います。

 

ぎっくり腰の原因には、いろいろあります。

  1. 筋肉や関節を痛めたタイプ
  2. お尻やもも・ふくらはぎに「しびれ」と「痛み」を伴う腰椎椎間板ヘルニアになってしまったタイプ
  3. 高齢の方であれば、「くしゃみ」・「尻餅」などで腰椎圧迫骨折を起こしているタイプ

など、様々あります。

原因によって、症状が改善する「期間」・「回数」などは、異なります。

 

ここでは、一般的な筋肉や関節を痛めたタイプの「ぎっくり腰(急性腰痛)」について、お伝えします。

鍼治療の効果(回数・期間)について

私の経験では、「靴を履く動作が辛い」・「寝返りが大変」・「腰の曲げ伸ばしができない」など、日常生活に支障をきたしている方でも、早い方では2~3回・普通の方では、3~5回程度で激痛から解放される方が多いです。

 

期間としては、7日から10日程度(平均)で日常生活を送れるようになる事が多いです。

これよりも、「早期に改善される方」もいるし・「遅くなる方」もいます。

 

鍼治療の例

令和元年12月30日(月)に、ぎっくり腰で鍼灸治療を受けに来られた方がいます。

 

その方を例にとると、

12月29日(日)の夜に腰に違和感を感じ、だんだんと痛みが強くなった方がいます。

 

腰の状態を確認すると、前屈をしたり・右側に腰を曲げる動作で痛みが増します。

また、その方の右膝を伸ばしたまま、上に30度くらい股関節を曲げると腰に痛みがでていました。その痛む部位は、どこなのかと確認すると、仙腸関節と呼ばれる「関節」です。

この関節を痛めてしまったと推測できます。(赤丸)

 

1回目の鍼治療を終えてから、前屈をしてもらうと大分曲がるようになりました。そして、痛みも軽減したようです。

 

令和2年1月4日(土)に来てもらったところ、前屈や側屈の動作も、見違えるように改善されていました。

 

ただ、寝返りなどで腰を捻ると、やや痛みがあるそうです。

 

そして、2回目の鍼灸治療を終えて、起き上がってもらうと来た時よりも楽になったとお聞きしました。

 

この調子であれば、もう一度施術を行えば日常生活に問題がなくなると感じました。

 

このように早い方では、2~3回。普通の方であれば、3~5回程度で改善される方が多いです。

 

これを早いと取るか・遅いととるか様々ですが、「一週間、安静にしていたけれど痛くて、仕事に行けない!」と、いう方も結構いらっしゃいます。

 

この事を考えると、鍼灸治療は、回復への近道かと思います。

【注意事項】

「筋肉の損傷が激しい方」や、「養生をせず無理に重い物を持ち上げたり・運んだりした方」・「高齢の方」の場合は、回数・期間もこの限りではありません。

プロフィール

岡田匡史(おかだまさし)
1978年生まれ
経歴

1日400人以上来院する整形外科・都内の鍼灸整骨院で鍼灸の施術とリハビリを担当する。

取得国家資格

・はり師
・きゅう師
・あん摩マッサージ指圧師
・柔道整復師