埼玉県幸手市・久喜市で鍼灸院をお探しの方
自律神経失調症専門おかだ鍼灸院
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最終更新日:令和5年10月13日
ときどき、初めて鍼灸を受けに来られた方に、「鍼治療って、神経に刺すんですか?」と怖い質問を受ける事があります。
実は、鍼治療では神経に刺している分けではありません。
なぜ、神経に刺さないのかというと、嫌な痛みを感じたり・腕の神経(橈骨神経)に刺すと麻痺を起こす事もあるからです。
ただ、間違えてほしくない事は、鍼が筋肉のコリに当たった時の「ズーン」という痛気持ちよい響きは、神経に刺さっているのではありません。
これは、筋肉の膜(筋膜)を通過した時に感じます。
また、鍼を受けた事がある方は、知っていると思いますが、鍼を刺す時は、鍼管(しんかん)と呼ばれる管を使います。
これは、鍼を刺す時に「痛みを軽減させる」道具です。
鍼灸師は、この鍼管から鍼の頭が出ている所を、「チョンチョン」と叩いて鍼を刺していきます。
この鍼管のおかげで、あまり痛みを感じずに鍼治療を受ける事ができるのです。
しかし、ときどき、毛穴に刺してしまうと、「ピリッ」とする痛みを感じる事があります。
これも、神経に刺しているわけではないので問題ありません。この痛みは、軽く揉んでいるとすぐに取れてきます。
あなたは、「経絡」という言葉を聞いた事がありますか?
12本の正経と8本の奇経と呼ばれる「経絡」があります。
この経絡は、川のようなもので「気」・「血」・「水」が流れていると考えられています。
そして、どこにつながっているのかというと、内臓(五臓六腑)です。
【ウィキペディアから引用】
経絡(けいらく)とは、古代中国の医学において、人体の中の気血栄衛(気や血や水などといった生きるために必要なもの、現代でいう物質代謝)の通り道として考え出されたものである。
■五臓六腑
五臓⇒肝・心・脾・肺・腎
六腑⇒胆・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦
以前、テレビ番組で
胃下垂による食欲不振の方に、足三里と呼ばれるツボに鍼を刺す映像を見た事があります。
その時に、エコーで観察していると、胃が持ち上がり活発に動く様子が映しだされていました。
このように、足に刺した鍼が、経絡を通して内臓に変化をもたらしているのです。
反対に、内臓(五臓六腑)に問題が起きると、経絡の流れ(気・血・水)にも変化が起きます。
例えるなら、川の流れが「激しくなったり」・「よどんだり」するようなものです。
そこで、鍼灸師は、この経絡(気・血・水)の流れを調節する為に「ツボ」を使います。
このツボは、「浅いところ」や「深いところ」にあったりと様々です。
指で感触を読み取りながら、浅く刺したり・深く刺したりするのです。
このように鍼治療では、神経に鍼を刺す事を目的としているのではなくて、経絡の流れを良くし、五臓六腑(内臓)のバランスを整える為に行っています。
※東洋医学系の鍼灸院の場合です。
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