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鍼が「効きやすい人」・「効きにくい人」の違いを考えてみた!

鍼の「効きやすい人」と「効きにくい人」

最終更新日:令和5年12月4日

筆者:岡田匡史(鍼灸師)

 

毎日、施術を行っていると、どんどん「良くなる人」と「治りにくい人」がいる事に気付きます。

 

最近、首が全く動かせなくなってしまった方が来られました。

 

寝違いではないようですが、仕事をしていて段々と痛くなり動かせなくなってしまったそうです。

 

しかし、2回ほど施術をしたら、痛みで動かせなった首も動かせるようになりました。

 

また、数年前に来られた方の中に、3ヵ月前から首が全く動かせなくて来られた方がいました。その方の場合は、1か月かかりました。

 

このように、同じ首が痛くて回せなくても、回復するスピードが異なります。

 

なぜ、この違いが出るのか、今までの経験から「効きやすい人」と「効きにくい人」の違いについて、お伝えします。

 

疑っている人・素直な人

心身一如という言葉がるように、心と体はつながっています。

鍼治療(東洋医学)に対して怪しい・こんな治療で効くのかなと「疑っている人」だと効きが悪いです。

逆に、鍼治療(東洋医学)に対して好意的で「素直な気持ち」で受けられる方は、効果が出やすいと感じます。

 

■年齢

「若い人」と「年配の人」では、回復のスピートが違います。

30代で鍼を受けた時に、「すぐに治った」という方でも、50代・60代・70代となってっくると、回復するのに時間がかかります。

 

■基礎疾患を持っている人・持っていない人

例えば、糖尿病の方は、どんな病気・怪我をしても回復が遅いです。高血糖になると血流が悪くなったり・免疫力が低下するからです。

その為、基礎疾患(糖尿病)を持っていない方のが、回復が良いです。

 

■両親が「効きやすい」・「効きにくい」

経験的に、両親が効きやすいと、子供も鍼が良く効きます。

逆に、親が効きにくいと、子供も効きにくいように感じます。

 

 

 

■養生をする人・しない人

病気(不調)の多くは、生活習慣の影響を受けています。

施術を受けても生活習慣(食生活の乱れ、夜更かし、運動不足、痛みを起こす原因となる活動)を顧みず、同じような生活をして回復を妨げてしまう人がいます。

逆に、生活習慣に気をつけて生活するようになった方が、回復が早いです。

 

 

■頑固な人・おおらかな人

完全主義者・頑固で執着の強い人は、症状が慢性化しやすい傾向です。逆に、おおらかな人の方が回復が早いように感じます。

あまり症状(不調)にこだわり過ぎない方が良いようです。

 

■治りやすい疾患・治りにくい疾患

Aさん(30代)は、重い物を持って、急に腰が痛くなり動けなくなった腰痛(ぎっくり腰)。病院で検査をしたところ骨に異常はなかった。筋肉を痛めたと診断された。

 

Bさん(30代)も、重い物を持って、急に腰が痛くなり動けなくなった腰痛(ぎっくり腰)。病院でMRIを取ったら、腰椎椎間板ヘルニアと診断された。

 

同じ急性腰痛でも筋や関節を痛めたものなら、数日~数週間で回復します。しかし、ヘルニアの場合は、数カ月かかる事が多いです。

 

その為、Aさんは、「鍼をして早く良くなった!」と喜び、Bさんは「鍼があまり効かなかった」と、がっかりするかも知れません。

 

■急性・慢性の違い

急に悪くなったものは、比較的早く良くなる事が多いです。しかし、数カ月・半年・一年と慢性的な不調の場合は時間がかかる事が多いです。

 

 

■明るい人・暗い人

体調不良があっても「きっと良くなるさ~」と、明るく前向きの方だと回復しやすいように感じます。

 

逆に、暗く後ろ向きの方だと、効きずらかったり・効果があったとしても悪い状態に引き戻してしまう傾向があります。

 

この事から、冒頭でお伝えした首が動かなくなってしまった方を考えると、

 

  • 年齢は、同じくらい
  • 鍼に対して二人とも好意的
  • どちらも効きやすいタイプ
  • 症状:一人は急性・もう一人は慢性
  • 検査をしていないので病態は不明
  • どちらも明るく前向き

 

 

この事から、慢性症状であった事、早く回復した人と病態が異なる可能性が考えられるので、時間がかかったと思われます。

 

 

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プロフィール

岡田匡史(おかだまさし)
1978年生まれ
経歴

1日400人以上来院する整形外科・都内の鍼灸整骨院で鍼灸の施術とリハビリを担当する。

取得国家資格

・はり師
・きゅう師
・あん摩マッサージ指圧師
・柔道整復師