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自律神経失調症専門おかだ鍼灸院
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【記事更新】令和5年9月12日
私(鍼灸師)は、以前から食べ過ぎが続いて胃腸に負担をかけると、夜中や明け方に腰が痛くなる事あります。
そんな時は、大抵、お腹が張りやすくなっていたり・軟便・下痢になっている事が多いです。
そして、このような時の腰痛は、前屈をしたり・後屈をしても痛みが起きる事はありません。
なんとなく、腰が重いような・だるいような変な痛みを感じます。
そして、大腸の不調からくる腰痛を判別するには、ポイントがあります。
まず、腰痛が起こる場所は、「大腸兪」というツボです。腰の上の方ではなく、下の方です。
解剖学的にいうと、腰椎の4番と5番の間から1寸5分離れた場所です。
【※1寸は、親指の太さ】
ちょうど、ウエストのラインが4番と5番の辺りになるので、そこから少し離れた場所になります。
大抵、大腸からくる腰痛は、このツボを押してみると、他の場所に比べて硬くなっています。そして、押すと気持ち良く感じます。
2つ目の判別するポイントは、
お腹です。
五臓六腑の変調は、お腹のツボに反応が現れます。
お臍から2寸離れた場所に、「天枢」と呼ばれるツボがあります。
【※2寸は、人差し指から薬指の幅。】
ここは、大腸の状態を反映するツボになっています。
このツボを指腹で軽く押してみて、「硬くなっていたり」・「痛みを感じる」事があれば、「大腸の調子が悪いですよ!」と、体が教えてくれます。
東洋医学では、大腸を整えるツボが、「足」や「腕」にあります。
まず、足の脛には、足の陽明胃経と呼ばれる経絡(気血の通り道)があります。
この経絡は、胃につながっているので胃に効くのはもちろんですが、大腸や小腸の働きも整えてくれます。
その理由は、昔の人が、この経絡上に下合穴といって「大腸」と「小腸」に関連するツボを当てはめているからです。
ちなみに、「大腸」に作用するツボが「上巨虚(じょうこきょ)」になります。
主治:大腸の病を主る。腸炎、下痢、便秘等に効く。
【参考文献】鍼灸治療基礎学
上巨虚は、足三里の下3寸の場所にあります。
【※3寸は、人差し指から小指までの幅】
もう一つのツボは、「腕」にあります。
腕には、手の陽明大腸経と呼ばれる経絡(気血の通り道)があります。
名前の由来通りに、「大腸」につながっています。
大腸に不調が現れている時は、この腕の筋肉が硬くなっていたり・指腹で押すと痛みを生じる事があります。
使用するツボは、「曲池」です。
ちょうど、肘を曲げた時にできるシワの先端付近になります。
これらの「上虚巨」・「曲池」付近を指圧をしたり・お灸をする事により、大腸の気血の流れが良くなり、大腸を整えてくれます
大腸の具合が良くなってくると、じっとしている時の重いような・だるいような痛みが解消されていくでしょう。
食べ過ぎ・飲みすぎに注意をして胃腸の負担を減らしましょう!
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