埼玉県幸手市・久喜市で鍼灸院をお探しの方
自律神経失調症専門おかだ鍼灸院
幸手駅から徒歩15分・久喜駅から車で15分
受付対応 | 8:00~18:00 土曜12:00迄 |
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営業時間 | 平 日 午前 8:30~12:00 午後 2:00~ 6:00 土曜日 午前 8:30~12:00 |
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定休日 | 土曜日午後・日曜日・祝日 |
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完全予約制
新規の方は、限定1日3名まで
【最終更新日】令和6年3月21日
おかだ鍼灸院では、便秘でお困りの方に腹部にあるツボ(腹結)を使う事が多いです。
なぜなら、経験的に上手くいった事例が多いからです。
しかし、
お腹の冷え・便秘・膝の痛み・腰痛・股関節痛・膀胱炎・不眠・食欲がない・不安感等の不定愁訴をお持ちの方に、このツボを使ってみたところ効果がありませんでした。
そこで、ふと思い出したのが沢田流で使われる「神門」です。
【澤田流聞書 鍼灸眞髄(医道の日本社)】には、「神門は、心臓にもききますが、便秘の名灸です」と、書かれています。
【鍼灸治療基礎学(医道の日本社)】には、「神門(しんもん)[主治]狭心症・心筋梗塞・精神病・神経症・ヒステリー・癲癇等の名灸穴である。また便秘の特効穴である。」と、書かれています。
また、鍼灸の勉強会でお世話になっていた先生も、「神門にお灸をすると便意を催すので、便秘の患者さんには必ずお灸をすえる」と、言っていた事を思い出しました。
そこで、施術の最後にお灸をし、自宅でもお灸を続けるように伝えてました。
それから、再び来られた時に聞いてみると、「便秘の事は忘れていた」と、おっしゃっていました。
神門(しんもん)は、手首の内側にあるツボです。
丁度、小指側の手首を触ってみると、グリグリとした骨(豆状骨)に触れます。
この骨の親指側に「神門」があります。
しかし、沢田流の神門は、通常と異なります。
【鍼灸治療経穴学(医道の日本社)】によると、「沢田先生は発揮の説を取り、鋭骨を外踝の前内端と解し、穴はその下端の陥中に取る」と、書かれています。
沢田流の神門は、通常の神門の尺側手根屈筋をまたいだ小指側にあります。
お灸には、昔ながらの「もぐさ」を捻って行なう「透熱灸(とうねつきゅう)」と、ボウル紙の上にもぐさがのっている「台座灸(だいざきゅう)」があります。
透熱灸は、効果のあるお灸ですが、もぐさを捻るのが難しい事と皮膚に火傷の跡が付くのが難点です。(※プロが行えば、火傷を作らずに行う方法もあります。)
台座灸は、下面の両面テープをはがし、ツボに貼って火をつければ簡単に出来るお灸です。
温かくて気持ちの良いお灸ですが、透熱灸に比べて効果が薄いのが難点です。