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自律神経失調症専門おかだ鍼灸院 

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埼玉県幸手市おかだ鍼灸院

五十肩(肩関節周囲炎)の鍼灸症例

【五十肩/鍼灸症例】夜間の激しい痛み

来院日)令和6年12月4日

 

主 訴)右五十肩

9月中旬から右肩関節が痛み出し、10月に整形外科へ行った。

 

そこでは、『痛み止め』と『湿布』を処方され『注射』も受けたけれど痛みの軽減がみられなかった。

 

特に『夜間痛』が激しく、寝返りができない。眠れないなどの症状がある。

また、手術も勧められた。

 

随伴症状)

筋肉がつりやすい・眼精疲労・不眠・肩こり

 

施術と経過)

肩関節の状態を確認すると、五十肩の特有の『結帯障害(エプロンを結ぶ動作)』や腕を前方に上げる動作で痛みが生じた。

 

背中の筋肉を確認すると、肩の炎症の影響で患側が筋肉が盛り上がっていた。

 

腹診をすると、水分穴付近に拍動がみられた。これは、ストレスを感じる時に起きる(痛みの影響?)。

 

また、瘀血(血流の悪くなっている)を確認した。

脈診からは、腎虚により炎症を鎮める力が弱っている事が分かった。

 

それらを改善するツボに鍼をして、第一回目を終える。

 

■第二回目

1週間ほど鍼灸院を休診をしていた為、施術をする事ができなかった。

『肩の痛みが激しいので、整形外科で注射をしてもらった』と、お聞きした。

しかし、夜間痛に変化がなかった。

 

今回は、前回の施術に加えて、背部のツボに30壮程、お灸を行なって施術を終えた。

 

■第三回目

夜間痛が軽減してきた。

『一番痛みが激しい時が10とすると、4ぐらいに減った』と、聞いた。

 

今回は、背部のツボ2か所に20壮・20壮の合計40壮を加えた。

 

また、自宅でお灸をするように、やり方を伝えた。

 

■第四回目

『一番痛みが激しい時が10とすると、2ぐらい減った』と、聞いた。夜間痛は、だいぶ減ったようだった。

 

 

■第六回目

テレビを見ていると、腕が『ズキズキ』する事があったが、痛みが取れる。

しかし、仕事の関係で腕を酷使してしまい、数日痛みが増した。

 

施術後は、痛みが楽になる。

 

現在は、急性期の『夜間痛』が落ち着き、主に動作時の痛みが残存している。

 

施術は継続中

 

 

考 察)

この女性の激しい『夜間痛』が取れにくかった原因には、肩の体操が関係していたと思われます。

 

整形外科では、『肩の体操をしないと関節が固まってしまう』と言われていたそうです。

 

その事を忠実に守り、痛みをこらえて体操をしていたようでした。

 

しかし、急性期に無理をすると、かえって炎症を助長させ悪化させてしまう事があります。

 

おそらく、この女性の場合は、悪化させていたように感じました。

 

そこで、体操をやめてもらい、背部のツボにお灸をするようになってから、夜間痛が減って眠れるようになりました。

 

 

動かさないと肩関節の拘縮が起こる事も事実ですが、基本的に五十肩の場合、日常生活で腕を使っているうちに関節の可動域も改善する事がほとんどです(約1年ぐらい)。

 

急性期は、あまり無理をしない方が良いでしょう。

 

また、激しい肩の痛みがある方は、石灰が溜まっているタイプの『石灰沈着性腱板炎』や『腱板断裂』の場合もあります。

五十肩だと自己判断せず、整形外科でレントゲンを撮ってもらってから、鍼灸治療を受けると良いと思います。

 

 

※施術の効果には、個人差があります。

【五十肩/鍼灸症例】腕まで放散する肩の痛みの

来院日)平成29年12月2日

 

主 訴)

夏前から肩に痛みが起こり、左肩関節から上腕にかけて放散痛がある。

 

服を脱いだり着たりする時に、「ズキっ」と痛みが発症する。また、寝がえりした時も肩が痛む。

 

整形外科では、五十肩(肩関節周囲炎)と診断され、関節の拘縮を改善する為に、肩の体操をすすめられる。

しかし、肩の運動をすると、かえって痛みが増してしまい、夜中も痛くて眠れない。

 

以前、奥さんが、おかだ鍼灸院に来院されていた事があり、勧められて来院する。

 

治療と経過)

肩関節がどのくらい動くのかチェックすると、前方に腕を上げる動作が100°・横に上げる動作が90°であった。

 

脈の状態は、「疲労」を現す脈が出ている。

 

ツボの反応を診ると、免疫の弱り(扁桃腺の弱体化)を伺える反応があり、アドレナリンの分泌が亢進している。

また、お酒を毎日飲まれるようで、肝臓の弱りの反応も出ている。

 

それらを改善するツボに鍼をする。

 

■第二回目

最近、仕事が忙しく、いつも変える時間が遅かった。その影響もあり、風邪を引いてしまった。その影響なのか、左肩関節から腕の放散痛が先週より辛い。

施術は、徹底的に免疫を強化する施術を行う。自宅でもお灸をしてもらう。

 

■第三回目

一週間後に来院する。風邪は、少し良くなったが仕事が忙しいので、疲れている。

腕への放散痛も、少し良くなった。しかし、肩全体が痛い。

 

■第四回目

風邪は、良くなった。しかし、左肩関節の痛みが強い。

施術前に仰向けで腕を上げてもらうと痛みが起こるが、施術後に腕を上げると痛みが軽減している事に本人が気づく。

 

■第五回目

左肩関節の痛みは、強いようだが、第一回目の施術の時は、仰向けて寝ているだけで肩が痛くなったが、腕を伸ばして寝ていても今日は大丈夫になっている。

少しづつだが、良い方向に変化している。

 

■第7回目

腕への放散痛が少し良いと思っていたところ、雪かきをして肩に負担がかかった影響か痛みがぶり返す。

 

■第8回目

放散痛が軽減する。

 

■第10回目

肩を動かした時の「ズキっ」とした痛みがなくなる。良い状態になってきた。肩関節の拘縮は、ある。

 

■第11回目

約一か月後に来院する。今まで、肩関節の拘縮が強かったが、急激に改善する。

 

■第12回目

約一か月後に来院する。ほぼ、肩の痛み消失。治療を終了する

 

考 察)

この方の体の状態は、夜遅くまでの仕事の疲労で免疫の弱り(扁桃腺の弱体化)が強く出ていました。

 

また、毎日、お酒を飲むという事で、肝臓の弱りを現す反応もありました。

 

これらが、この方の五十肩の回復を阻害する原因です

扁桃腺が弱っていると、その人が弱っている結合組織で炎症を起こすと言われています(扁桃病巣感染症)

実際に、夜遅くまでの仕事が続き、風邪を引いた事がありました。風邪を引くと、今まで痛かった五十肩が、余計に痛くなった事がありました。

 

また、肝臓の弱りは、必要なところに血液を分配する作用が働かなくなるので、肩回りの筋肉にも悪影響を及ぼしていました。(血行不良)

しかし、

この男性の場合は、毎日、免疫力を高めるツボにお灸をしていた事と、休肝日を作るなど生活習慣を見直し、徐々に五十肩も改善されました。

 

 

腕を動かした時の「ズキっ」とする激しい痛みや、夜間の痛みは、約3カ月で改善。そして、二カ月後には、拘縮も回復して日常生活に不便がなくなり施術を終了する。

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プロフィール

岡田匡史(おかだまさし)
1978年生まれ
経歴

1日400人以上来院する整形外科・都内の鍼灸整骨院で鍼灸の施術とリハビリを担当する。

取得国家資格

・はり師
・きゅう師
・あん摩マッサージ指圧師
・柔道整復師

所在地

おかだ鍼灸院
住所
埼玉県幸手市中4−18−16
 
駐車場有り
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