埼玉県幸手市・久喜市で鍼灸院をお探しの方
自律神経失調症専門おかだ鍼灸院
幸手駅から徒歩15分・久喜駅から車で15分
受付対応 | 8:00~18:00 土曜12:00迄 |
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営業時間 | 平 日 午前 8:30~12:00 午後 2:00~ 6:00 土曜日 午前 8:30~12:00 |
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定休日 | 土曜日午後・日曜日・祝日 |
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完全予約制
新規の方は、限定1日3名まで
来院日)令和2年7月1日
患 者)84歳女性
主 訴)左膝関節痛
2か月ぐらい前から、左膝関節に水が溜まってしまう・歩行する時に膝が痛む・はばったい感じがある・曲げづらいなどの症状が現れる。
このような症状が出る前に、座って草取りを頑張ってしまった。
病院では、『膝に水が溜まっている』と、言われて2回程注射器で水を抜いた。
けれど、すぐに溜まってきてしまうので、『体質を改善した方が良いのでは?』と、思い「おかだ鍼灸院」に来られる。
経過と施術)
脈に触れると、炎症を表わす脈をしている。また、お腹に触れると、瘀血(おけつ)による血行不良を表わしていた。
血行を良くするツボと、粘膜の炎症を鎮めるツボに鍼を行う。そして、自宅で、お灸をしてもらう。
『少し腫れが引いたかな?』と、お聞きする。
そして、今回から、鍼だけでなくお灸を追加する。
左膝内側の痛みが減ってくる。だた、はばったい感じがある。
今日は、『食欲がない』と、お聞きする。
『急に暑くなった影響があるかも知れない』と、伝えた。気温の変化で自律神経を乱す事は良くある。自律神経を整えるツボに鍼を行う。
膝の方は、大分腫れが引けてきた。毎日のお灸が効いてきた感じがする。だだ、膝を曲げるとはっばたい。
『食欲は、どうなりましたか?』と、お聞きすると、『食欲が出てきた!』と、おっしゃっていた。
足のはばったい感じも取れてきた。施術は、同じ。
『自転車をこぐのが楽になった!』と、お聞きする。
施術は、同じ。
膝の状態は、大分良くなった。仰向けで、膝を曲げたり・伸ばしたりしても痛くない。
だだ、『お座りすると痛い』と、聞く。体重までかけてしまうと、まだ痛いようだった。
しかし、『鍼を受けるようになってから、お通じが良くなった!』と、喜んでいた。
施術は、継続中。
考 察)
膝の水が溜まる時は、膝を包む袋(関節包)が炎症を起こしている。
だから、この炎症を消す為に、水(滑液)が多く出ててしまう。
注射器で水を抜いても、また溜まってしまう理由は、ここにある。
このような時は、膝の炎症を鎮めるツボに鍼やお灸をすると、炎症が消えてくる。そして、水も溜まらなくなってくる。
※効果には、個人差があります。
来院日)平成30年2月20日
患 者)50代女性
症 状)
来院の一週間前から、歩く時と立ち上がる動作で右膝に痛みを感じるようになる。そして、膝を曲げるたびにボキボキと音が鳴る。病院で、診てもらうと膝に水が溜まっていると言われ、水を抜いてもらう。病院では、痛み止めと湿布を処方される。
右膝の痛みもあるが、不定愁訴もあるので当院へ来院する。
治療と経過)
右膝を診ると、膝の水を抜いてきたと言われるが腫脹がある。そして、腹診でお腹の反応を診ると、精神的な疲労がうかがえる。また、自律神経が過敏になっている。
まず、自律神経の乱れを整えるお腹のツボに鍼を行う。そして、膝関節を曲げるたびにボキボキと鳴る事と歩行時に痛みが出るので、膝関節周りの筋肉を緩めるツボに鍼をする。
そうすると、膝を曲げるたびにボキボキと鳴っていたが膝関節が、急に音が鳴らないようになった。第一回目の治療を終える。
帰り際に玄関で、靴を履き立ち上がった際も膝が楽だとお聞きする。
第二回目
右膝は、歩くと痛いけれどボキボキしなくなったとお聞きする。
膝の腫脹は、簡単に治るものではないので、自宅でのお灸を勧める。
第三回目
右膝の痛みが落ち着いてきた。しかし、調子が良かったので動き過ぎてしまい、少し膝を曲げるとボキボキ音がするように鳴る。
第四回目
施術を開始してから、約一か月。右膝の腫脹は、無くなる。歩行時も大丈夫。今日は、肩こりが気になる。
考 察)
膝関節痛の鍼灸症例1と同じく、40代・50代になると女性ホルモンの分泌が急激に減るため、血流が悪くなり関節痛を起こしやすくなります。また、自律神経失調症も起こりやすいです。
膝関節の腫脹と痛みが、一か月たらずで改善された理由は、
自宅でも膝関節炎の炎症を鎮めるツボにお灸を行っていた事と、膝自体の骨の変形があまりなかった事が考えられます。
※施術の効果には、個人差があります。
来院日)平成30年1月29日
患 者)40代後半の女性
症 状)
仕事をしている最中にしゃがむ動作などをする事が多い。最初は、違和感ぐらいだったけれど右膝を曲げると後ろ側が痛くなるようになる。病院へ行こうか考えたけれど、以前、肩の治療を受けて症状が改善した当院を思い出し来院
随伴症状)
手足の冷え・体がだるい
治療の経過)
脈の状態を診ると、細い脈をしている。
川で例えるなら、利根川のように大きい川で土手いっぱいに水が入っている状態の人もいれば、この女性の脈を小さい小川で、川の水も少ないように感じる。
これは、血液が少ない事を意味していて、血流が悪い事がうかがえる。その為、手足の冷えもある。
血流が悪いと、筋肉も硬くなる。この血流の悪さが影響して膝に痛みが起こっていると考える。
鍼灸施術は、全身の血流・足への血流が良くなるように骨盤にあるツボを使い施術を終える。
その後、3月に腰が気になると来院する。
前回の膝裏の痛みは、どーなったのかお聞きすると、「すっかり良くなり忘れていた!」と言っていました。
考 察)
女性の場合は、40代後半になると女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が低下して全身の血流が悪くなります。なぜなら、エストロゲンの分泌が減ると、血管を拡張させる作用が低下するからです。
この影響と、仕事での膝への負担が重なり、膝関節痛が起こったと考えられます。
早期に改善された理由としては、まだ40代であり骨の変形があまりない事・早期に治療が開始できた点かと思われます。
※施術の効果には、個人差があります。