埼玉県幸手市・久喜市で鍼灸院をお探しの方
自律神経失調症専門おかだ鍼灸院
幸手駅から徒歩15分・久喜駅から車で15分
受付対応 | 8:00~18:00 土曜12:00迄 |
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営業時間 | 平 日 午前 8:30~12:00 午後 2:00~ 6:00 土曜日 午前 8:30~12:00 |
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定休日 | 土曜日午後・日曜日・祝日 |
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完全予約制
新規の方は、限定1日3名まで
【記事投稿日】令和6年9月23日
鍼灸院に来られる方の多くは、腰が痛ければ腰に鍼や灸をし、肩が痛ければ肩に鍼や灸をすると思っています。
ただ、鍼灸治療は、痛み止めの注射と違って、患部だけに行うものではありません。
東洋医学では、基本的に五臓(肝・心・脾・肺・腎)の働きを調整して、健康を取り戻すお手伝いをしています。
例えば、
Cさん(30代男性)は、『めまい』で悩んでいます。
仕事に熱心で頑張りすぎる性格をしています。その疲労が溜まったせいなのか、めまいを起こし1か月以上続いています。
脈診・腹診をすると、『肝』が弱っている事が分かりました。
東洋医学では、根気よく何かを続けたりすると、肝が弱る事があります。
そして、肝の働きには、血液を貯蔵し必要なところに『血』を供給します。
その働きが低下すると、血行不良につながります。
この場合、『肝』が元気になるツボを使うと『めまい』の改善につながります。
■肝の不調
めまい・眼精疲労・こむら返り・顔面がピクピク痙攣・生理痛(婦人科疾患)・不眠・爪が割れやすい・イライラなど
例えば、
Bさん(50代女性)は、『動悸』・『のぼせ』・『不眠』て悩んでいます。
更年期に入ってから、このような症状が出るようになり不安になっています。
脈診・腹診をすると、『心』が強くなっていて、『腎』が弱っているようでした。
心は、動悸・のぼせ、不眠、腎は不安(恐れ)と関係があります。
また、東洋医学で考えると、心は『火』の性質、腎は『水』の性質です。
水が弱いと、火力を弱める事ができません。
この場合、強くなっている心を抑える為に、腎を元気にするツボを使うと『動悸』・『のぼせ』・『不眠』の改善につながります。
■心の不調
動悸・のぼせ・不眠・汗・味覚に異常(味を感じない)
例えば、
Aさん(40代女性)は、『食欲不振』・『胃もたれ』で悩んでいます。
仕事でイライラする事が多くなってから、このような症状が起きるようになりました。
脈診や腹診をすると、肝が強くなっていて、脾が弱っています。
肝はイライラ、脾は消化吸収と関係があります。
この場合、強くなっている肝を抑え、脾を元気にするようなツボを使うと、食欲不振・胃もたれが改善に向かいます。
■脾の不調
食欲減退・消化不良・無気力・倦怠感・出血(血尿・血便・不正出血)・味覚異常(おいしくない)・悩む
例えば、
Eさん(60代女性)は、親指の『腱鞘炎』・『咳』・『鼻水』で悩んでいます。
腱鞘炎は、3か月前から痛みが続き湿布を貼っているけれど、痛みが取れません。
また、1か月前に孫の風邪がうつり、それから咳と鼻水が続いています。
脈診・腹診をすると『肺』が弱っていました。
肺の経絡(気・血の通り道)は、親指を通過しています。また、呼吸器系と関係があります。
その為、肺は、親指の腱鞘炎・咳・鼻水と関係があります。
この場合、『肺』を元気にするツボを使うと、症状の改善につながります。
■肺の不調
咳・鼻づまり・鼻水・喉の炎症・皮膚・朝の不調・動悸・梅核気・末端冷え性
例えば、
Dさん(30代女性)は、不妊で悩んでいます。
不妊治療で、タイミング指導・人工授精・体外受精をしてもうまくいきません。
腰・臀部・足が冷たくなりやすい体質をしています。
脈診・腹診をすると、『腎』が弱っていました。
東洋医学では、腎は生命力・生殖・発育などと関連があります。その為、『腎』を元気にするツボを使うと、妊娠につながるかも知れません。
■腎の不調
不妊症・発育不良・めまい・耳鳴り・難聴・浮腫・怖がる(不安)・下肢の冷え
このように、東洋医学では、五臓(肝・心・脾・肺・腎)のバランスを調整して、健康を取り戻すお手伝いをしています。