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自律神経失調症専門おかだ鍼灸院 

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自律神経を整えるツボ3選

自律神経についてのお話

【記事更新日】令和6年9月2日

【筆者】岡田 匡史(鍼灸師)

 

気持ちが落ち着かない・心臓がドキドキする・息苦しいなどの症状は、ありませんか?

 

これらは、ストレス・更年期・産後などの『自律神経失調症』または『不安障害』で、みられる事があります。

 

 

まず、自律神経の説明になりますが、

呼吸・血圧・消化・体温・排泄など生命維持に必要な機能を無意識的に調節する神経です。

 

そして、自律神経は、『交感神経』と『副交感神経』の2種類あります。

 

車で例えると、

交感神経は、アクセル。副交感神経は、ブレーキの役割があります。

 

活動時は、交感神経が働き心拍数を増やし・血管を収縮させ血圧をあげます。

 

逆に、安静時は、副交感神経が働きだし心拍数が減り・血管が拡張し、血圧を下げます。

 

互いに相反する2種類の自律神経がバランスをとる事で、心身の健康が保たれています。

 

しかし、このバランスが崩れ『交感神経』が優位の状態が続いてしまうと、どうなるでしょうか?

 

  • 心臓がドキドキする
  • 息苦しい
  • 頭痛がする
  • 不眠になる
  • めまいがする
  • 汗がでる
  • 気持ちが落ち着かない

 

など様々な症状が現れてきます。

自律神経の不調の際に確認するポイント!

自律神経の不調が出ている時は、まずお腹をチェックします。

 

まず、足を伸ばして仰向けになります。

 

そして、指腹で優しく『みぞおち』を押してみます。この時、気持ち悪く感じたり・痛く感じたり・硬くて押し込めない事があります。

 

このような反応が出ている方は、『心実』という状態になっています。

 

 

精神的なストレスを抱えていたり・自律神経の乱れがある方によくみられます。

 

この場合は、『みぞおち』を緩めてあげると、自律神経による様々な不調が緩和・改善される事が多いです。

 

次に手首の撓骨動脈の拍動を確認します。

 

一分間に80~90拍以上の拍動が触れるようであれば、『交感神経』が優位になっていると考えられます。

この場合は、脈拍が少しでもゆっくりになると、症状の改善につながります。

自律神経を整えるツボ

1つ目は気海(きかい)

臍から下腹部に向かって、1寸5分の場所にあります。

 

1寸は、親指の幅。5分は、親指の幅の半分です。

 

気を静める作用があるので、昂っている神経を落ち着かせる働きがあります。

 

2つ目は関元(かんげん)

臍から下腹部に向かって、3寸の場所にあります。

 

3寸は、人差し指から小指の幅の距離です。

 

『みぞおち』が硬くなっている方は、下腹部が軟弱になっている事が多いです。下腹部を充実させると、みぞおちの硬さが緩んできます。

 

3つ目は照海(しょうかい)

内くるぶしから下に向かって、1寸の場所にあります。

 

このツボを使うと、アドレナリンの分泌が減り、交感神経を落ち着かせます。

 

これら3つのツボに心地良いお灸がすえられると、みぞおちが緩み・脈が穏やかになっていきます。

 

そのような変化があると、心臓のドキドキが落ち着いたり・呼吸が楽になったり・気持ちが落ち着いてきます。

 

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プロフィール

岡田匡史(おかだまさし)
1978年生まれ
経歴

1日400人以上来院する整形外科・都内の鍼灸整骨院で鍼灸の施術とリハビリを担当する。

取得国家資格

・はり師
・きゅう師
・あん摩マッサージ指圧師
・柔道整復師