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自律神経失調症専門おかだ鍼灸院
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記事更新日:令和6年4月15日
鼻の奥に続く喉には、鼻から吸い込んだ空気が合流し、下方の気管に向かって滞留する場所があります。
そこが、「上咽頭」です。
この上咽頭の表面には、リンパ球が豊富にあり外からの異物(ウイルス・細菌)を排除する為に待ち構えています。
人間は、生きていくために空気を吸ったり・吐いたりするので、いつも喉(上咽頭にあるリンパ球)は、外からの異物と戦っています。
その為、いつも炎症が起きている状態です。
しかし、体の抵抗力がおちて、風邪などを引いてしまうと上咽頭に強い炎症が起きてしまいます。
すぐに鎮火してくれれば良いのですが、この事がきっかけとなって慢性的な炎症が続く事があります。
その他(ワクチン・粉塵・黄砂・喫煙・ワクチン・ストレス・低気圧・寒冷)によって起こる場合があります。
このような症状の方の中には、「慢性・上咽頭炎」の影響を受けているかも知れません。
なぜ、慢性上咽頭炎になると、さまざまな不調が起きるのでしょうか?
それには、3つの理由があります。
一つ目は、
上咽頭の炎症が直接波及し、「首こり」・「肩こり・「頭痛」などの症状として現れている方がいます。
「朝起きたら首が回らなくなってしたまった・・・」と、いう方の中にも上咽頭炎の方もいらっしゃると思います。
2つ目は、
この上咽頭の炎症により、リンパ球が活性化し、炎症性物質(サイトカイン)を放出するので、これらが血流に乗って、あちこちに散らばります。
この時、体のどこか(腎臓・腸・皮膚・関節など)に炎症がくすぶっている状態があると、火事を大火事にします。
例えば、
膝の関節に違和感がある程度の方が、上咽頭の炎症によって膝関節に激しい痛み・腫れが出てくるようなものです。
3つ目は、
上咽頭には、舌咽神経と迷走神経があり、神経線維が密になっているところです。
その為、上咽頭の炎症は、自律神経を刺激する事により、「自律神経失調症」として現れる事があります。
これらの理由から、「めまい」・「肩こり」・「首こり」・「喉の違和感」・「食欲不振」など様々な不調が現れます。
呼吸器系(鼻・喉・気管・肺)の疾患の根底には、「副腎疲労」があると考えられます。
なぜかというと、
副腎は、体の炎症を鎮める「ステロイド」を分泌する器官なので、風邪などを引いて喉(慢性上咽頭炎・扁桃病巣感染症)の炎症を鎮める事ができない事は、分泌が足りていないと考えられるからです。
ジェームズ・L・ウィルソン著:【医者も知らないアドレナル・ファティーグ】によると、
「アドレナル・ファティーグは、気管支炎や肺炎・喘息・副鼻腔炎、他の呼吸器感染の発作によって、急に引き起こされることが多い。その逆もまた真で、副腎機能が弱い人は呼吸器の病気にかかりやすい傾向がある。」と、書かれています。
この事からも、上咽頭の慢性炎症には、副腎を元気にする「ツボ」が必要だと考えられます。
また、東洋医学の考えでは、呼吸器系の問題に五臓(肝・心・脾・肺・腎)の「肺」と関係があります。
例えば、
親指の付け根のツボ(魚際)を指で押してみて、痛みがある場合は、喉のに炎症がある場合に反応が出ている事が多いです。
また、お臍の右横を指腹で軽く押してみて、痛みのある場合も、やはり喉(呼吸器系)に問題が起きている事が多いです。
その他、慢性・上咽頭炎では、耳の下の胸鎖乳突筋を指腹で押すと痛みが出ると言われています。
【参考書籍】慢性上咽頭炎を治しなさい(あさ出版)
このような場合は、肺に関わるツボを使っていきます。
その他、喉(粘膜)に炎症が起きている場合は、五臓の「脾」も関係しているので、脾の反応もチェックします。
おかだ鍼灸院では、「腎」・「肺」・「脾」を鍼灸治療で整えて、慢性・上咽頭炎の改善に勤めています。