埼玉県幸手市・久喜市で鍼灸院をお探しの方
自律神経失調症専門おかだ鍼灸院
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完全予約制
新規の方は、限定1日3名まで
改訂日)令和3年3月15日
手首に起こる腱鞘炎の中に『ドケルバン病』と呼ばれ疾患があります。
これは、手首にある橈骨茎状突起(とうこつけいじょうとっき)と呼ばれる骨の出っ張りの影響で、親指を動かす『腱(けん)』と『腱鞘(けんしょう)』が強くこすれ合う為に炎症を起こし発症します。
特に、『仕事』や『家事』などで手を酷使している方にみられます。
(※女性に多い。妊娠・出産・更年期など女性ホルモンの影響を受ける)
このドケルバン病になっているのか?・なっていないのか?を鑑別する方法としては、親指を指の中に入れてグーを作り、小指側に手首を曲げてみて下さい。
その時に痛みを生じる場合は、ドケルバン病と呼ばれる「腱鞘炎」になっています。
この腱鞘炎を改善させるには、
まず、日常生活で手をなるべく使わない事。更に、手首に負担がかからないように工夫する事が大切です。
また、鍼灸師からのアドバイスとしては、
腱鞘炎を改善させる『3つのツボ』にお灸をする事も効果的です。
私がお勧めるするツボは、
三陰交(さんいんこう)は、ふくらはぎの内側にある『ツボ』です。
このツボは、生理不順・生理痛・貧血などにも効果を発揮するツボなので女性の方は、覚えておくと役立つ事が多いのではないでしょうか。
ツボの取り方は、
内踝(うちくるぶし)から、膝に向かって4横指(人差し指から小指の幅)の所に三陰交があります。
このツボに、台座灸(だいざきゅう)又は、透熱灸(とうねつきゅう)を行います。
列缺(れっけつ)は、手首にあるツボです。
このツボは、『頭痛』や『後頚部の痛み』にも効果を発揮します。
ツボの取り方は、
まず、手の平を上に向けます。そして、手首に出来ているシワの親指側から、肘に向かて1寸5分離れたところが列缺です。(※1寸は、親指の幅)
【参考】
陽陵泉(ようりょうせん)は、膝の外側にあるツボです。
このツボは、筋会(きんえ)と呼ばれていて、筋肉の疾患に用いると効果を発揮します。
【参考】
一名を筋会という。難経によるに「筋之会」であつて、よく筋病を治する。よって筋会というのである。<引用:鍼灸治療基礎学(医道の日本社)>
私(鍼灸師)の場合は、リウマチによる手首の痛みにも使っています。なぜなら、痛みを良く軽減させてくれるからです。
この『ツボ』のポイントは、
腱鞘炎になっている反対側の『陽陵泉』を使う事です。
例えば、
右手首の腱鞘炎なら、左側の陽陵泉を使うと効果を発揮します。
間違えないように注意しましょう。
ツボの取り方は、
膝の外側を触ると、腓骨頭と呼ばれる骨の出っ張りに触れます。
この骨の出っ張りの下・やや前側に陽陵泉があります。
このツボに『台座灸』または、『透熱灸』を行います。
【参考】
陽陵泉(合土穴)<筋会>
取穴部位:膝をたてて腓骨頭の前下際に取る。<引用:経絡経穴概論(医道の日本社>
このツボの効果を知るには、お灸を行う前に手首を動かして痛みを確認します。
そして、お灸を終えてから、また手首を動かしてみて下さい。
痛みが和らいでいるようなら効果が出ています。
もし、何も変わらなければ、もう一度行います。
大体、2~3回繰り返していると痛みが和らいできます。
これを毎日続けていくうちに、あなたの腱鞘炎も楽になって行くでしょう。