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自律神経失調症専門おかだ鍼灸院 

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鍼灸一筋のひとり言

ツボ:跗陽(ふよう)のご紹介

【ツボ】跗陽のお話し

【記事改訂日】令和6年3月21日

【筆者】岡田匡史(鍼灸師)

 

跗陽(ふよう)は、ふくらはぎにあるツボです。

 

「足三里」や「三陰交」は、素人の方でも知っている事がありますが、この跗陽を知っている人は、少ないでしょう。

【足三里の詳細】を見る

 

しかし、知られていないツボだからと言って、効果のないツボではありません。

 

逆に、施術で使ってみると「良く効くツボだな~」と、思う事が多いです。

 

どんな症状に効くのかというと、「腰痛」や「坐骨神経痛」です。

<参考>

首藤傳明 著【超旋刺と臨床のツボ(医道の日本)】には、跗陽の主治に「腰痛、腰下肢の神経痛」と書かれています。

最近、ぎっくり腰で来られた方は、腰を伸ばすと痛みが走ると言っていました。その為、腰を曲げた姿勢になってしまうそうです。

 

そして、立った姿をみると、やや側方に歪んでいます。(痛みを避ける為)

 

しかし、このツボに透熱灸を15壮をして立ってもらうと「少し楽になった」と、言っていました。

そして、次の日になると「大分良くなった」と、教えてくれました。

 

たった姿も、痛みが減った為か側弯が減少していました。

 

更に次のになると、「痛みは2割程度に減った」と、言っていました。

 

このように、腰痛に効果を発揮します。

跗陽は、坐骨神経痛に効く

また、坐骨神経痛にも良いツボです。

腰椎すべり症の方で、立ち上がる際に「お尻や太ももが痛い!」という方がいます。

 

その方に、このふくらはぎのツボ(跗陽)に透熱灸(31壮)をすると、「立ち上がるのが楽!」と、言っていました。

 

不思議な事に、ふくらはぎにお灸をするとお尻や太ももが楽になります。

 

これは、足の太陽膀胱経と呼ばれる経絡上に跗陽(ふよう)があるからです。この経絡は、ふくらはぎ・太ももと・お尻・腰・背中・首とつながっています。

その為、ツボを刺激(お灸)する事によって「気血」の流れが良くなり、遠く離れた腰・お尻・太ももの痛みが改善されると考えられます。

「腰痛」・「坐骨神経痛」で、お困りの方にはお勧めです。

 

ただし、このツボを押して痛みを感じない方は、効果がありません。

 

その場合は、他のツボを使ってお灸をする事をお勧めします。

 

跗陽(ふよう)はココ!ツボの見付け方

跗陽:ツボの位置

跗陽は、外踝(そとくるぶし)から上5寸の「足の太陽膀胱経上」にあります。

 

<参考>

  • 1寸は、親指の幅
  • 2寸は、人差し指から薬指までの幅
  • 3寸は、人差し指から小指までの幅

 

ちょうど、外側の骨(腓骨)と腓腹筋の間にあります。

 

このツボを押して痛みがある場合は、腰痛や坐骨神経痛に効果を発揮します。

プロフィール

岡田匡史(おかだまさし)
1978年生まれ
経歴

1日400人以上来院する整形外科・都内の鍼灸整骨院で鍼灸の施術とリハビリを担当する。

取得国家資格

・はり師
・きゅう師
・あん摩マッサージ指圧師
・柔道整復師