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自律神経失調症専門おかだ鍼灸院
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最終更新日:令和5年11月8日
あなたは、更年期と聞くと何歳頃なのか知っていますか?
更年期は、閉経前後の5年間になります。
日本人の閉経は、50.5歳と言われていますから、45歳から55歳の間が更年期という事になります。
この時期は、女性の体の中で様々な変化が起こっています。
その一つに、「卵巣機能」の衰えです。卵巣機能の衰えは、「女性ホルモン」の分泌が減少・消失に向かいます。
その影響を受けて、更年期に入ってから「肩がこるようになった」・「背中がはる」・「腰が痛い」という方が増えてきます。
また、人によっては、「急にカーっとのぼせてくる」という方もいれば、「心臓がドキドキする」という方もいらっしゃいます。
そして、この更年期に「めまい」を訴える方もいます。
なぜ、めまいが起こるのかというと、「女性ホルモンの減少」・「自律神経失調症」などが絡んでいるからです。
めまいを起こす疾患の中に、「良性発作性頭位めまい症」と呼ばれる疾患があります。
この疾患は、50代以降の女性に多く発症されると言われています。ちょうど、更年期のあたりです。
この良性発作性頭位めまい症は、内耳にある耳石器から耳石が剥がれて三半規管の中に入り込む事により発症すると考えられています。
しかし、なぜ、耳石器から耳石が剥がれてしまったのでしょうか?
それは、「女性ホルモン」が関係しています。
女性ホルモンは、骨の代謝にも関係しているホルモンです。だから、骨を丈夫してくれていました。
更年期に入ると、卵巣から分泌される女性ホルモンが減少・消失に向かっていくので、骨が弱くなるのです。
ご年配の方が、尻餅をついたり・転倒して「骨折」を起こしているのは、この為です。
耳石も同じです。耳石ももろくなって剥がれやすいのです。
だから、更年期から「めまい」になる方が多いのです。
次に、自律神経失調症が関わる「めまい」についてです。
更年期の女性は、ホルモンバランスが崩れるだけでなく、自律神経の乱れも生じています。
そのような時に、「両親の介護問題」・「子供の独立といった家庭環境の変化」・「職場での地位の変化」・「老後の生活」、「経済的変化」といった社会環境の変化などの影響を受けると、本格的に自律神経失調症になってしまう方がいらしゃいます。
自律神経について簡単に説明すると、「交感神経」と「副交感神経」があります。
この二つの神経が、どのような働きをするのかというと、車で例えるなら交感神経が「アクセル」になります。
そして、副交感神経が、「ブレーキ」になります。
ストレスによって、いつもアクセル全開(交感神経が興奮状態)になっていると、血管が縮んで血流が悪くなります。
平衡感覚をつかさどっている「内耳」や「脳」の循環が悪くなると、正常な機能が働かなくなります。
そうすると、「めまい」を発症してしまうのです。
更年期に「めまい」が多いのは、これらの理由があったのです。
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