埼玉県幸手市・久喜市で鍼灸院をお探しの方
自律神経失調症専門おかだ鍼灸院
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新規の方は、限定1日3名まで
パニック障害では、突然、動悸・息苦しさ・冷や汗・めまい・ふるえなどを発症し「このまま死んでしまうのでは?」と思うような発作が現れます。これをパニック発作と言います。
(※発作は、一定の時間がたつと治まります)
この発作を繰り返す事により、「また急に発作が起こるのでは?」と不安が持続し日常の行動が制限される予期不安が現れます。
また、発作時に助けを求められない状況や場所を避けるなどの、広場恐怖を伴う事が多いです。
このパニック障害ですが、検査をしても異常が出ない事が特徴です。
男性では、50人に1人・女性では、20人に1人ほどと言われています。
【まとめ】
などの症状が現れます。
【パニック症の4悪】
来院日)令和5年2月21日
患 者)60代女性
主 訴)パニック障害
3ヵ月程前に、急に息苦しくなり、動悸が起こった。それからは、また同じ症状が起こるのではないかと不安がある。
また、食欲も落ち・体がだるく(倦怠感)・夜中に何度も目を覚ますようになった。
循環器内科でみてもらったところ、不安障害(パニック障害)ではないかと言われた。
病院からは、安定剤・漢方薬(半夏厚朴湯・抑肝散)を処方されたが、漢方薬は合わなく一週間で辞めた。
パニック発作を起こす前は、車を運転する事ができたが、今は運転する事ができない。
施術と経過)
脈をみさせてもらうと、ピンピンと硬い脈をしている。そして、やや速い。このような脈をしている時は、交感神経の過緊張を表す。
また、お腹をみさせてもらうと、消化器系の弱り・血液の滞り・自律神経やホルモンバランスの崩れをうかがえる。
これらを改善するツボに鍼を行う。
施術を行う際は、鍼を怖がっていたので、痛みを感じさせないように慎重に行った。
□第二回目
前回施術を受けた後、少し体が軽い感じがあった。
□第三回目
施術は、同じ。
□第四回目
「倦怠感・食欲不振の改善がみられた」と、お聞きした。
□第五回目
「食欲が湧き、2日前から車を運転する事ができるようになった」と、お聞きした。
いつもは、旦那さんに鍼灸院まで連れてきてもらっていたけれど、今日は、自分で運転をして来る事ができた。
□第六回目
(約一ヵ月程、施術が空いて来られる。)
「施術を空けすぎてしまったら、緊張が出てきて食欲が落ちてきてしまった」と、お聞きした。
しかし、車を運転して来る事はできた。また、パニック発作は起きていない。
現在は、「ヨガとダンスを始めた」と、聞いた。
施術は、継続中。
考 察)
自律神経とホルモン・そして消化器に関わるツボを中心に施術をしたところ、不安感や諸症状の改善がみられた。
また、この女性の場合は、自宅でのお灸が功を奏したように感じた。
ただ、症状の改善がみられたからといって、無理をしたり・不摂生な生活には注意が必要です。
この症例は、短期間(2ヵ月程)で症状の改善がみられましたが、心の病の方は、半年・1年とかかる場合の方が多いです。
※施術の効果には、個人差があります。
来院日)平成30年10月15日
患 者)31歳女性
主 訴)パニック障害
平成30年の2月に、車で会社からお客さんの所に向かう途中にパニック発作が起こる。その後、電車に乗れなくなる。
勤めていた会社は、辞めた。
動悸やパニックになるのが辛く、予期不安で外出しにくい。
人混み・騒がしいところ・満員電車などのところに行くと、予期不安で発作がでないか不安になり、[動悸]→ [呼吸が浅くなる]→ [パニック]になる。
精神科で、「パニック障害」・「不安神経症」と診断される。その後、精神科でアルプゾラムを処方される。内科では、茯苓飲合半夏厚朴湯・桂枝茯苓丸を処方される。
治療と経過)
脈診・腹診・ツボの反応から、免疫力の低下(慢性扁桃炎)・瘀血(おけつ)による血流の停滞・自律神経の乱れ・腎臓の弱りがある。
これらが、この女性の体調不良の回復を妨げるものなので、これらを改善するツボに鍼をする。
□2回目
電話の最中に、腕につけていた脈拍計が120ぐらいまで急上昇して不安になる。
施術は、同じ。
□4回目
施術を受けた次の日に大宮まで車を運転して行く。その時に発作が起こる。
施術は、同じ
□6回目
寝つきが悪い・朝眠い。食欲がない。
施術は、同じ
□7回目
大宮まで車で出かけたけれど、大丈夫だった。
□8回目
発作が減ってきている。
都内に自律神経に良い整体がある事を知り、旦那さんと一緒に電車に乗り行ってみる。
しかし、先生と相性が合わなく考えるだけで、夜眠れなくなる。整体院へ行くのを辞める。
□10回目
3ヵ月前は、ほぼ市内を運転できるだけだった。しかし、市外の実家まで車で行けるようになる。
□11回目
薬の服用をやめてしまった。服用していないけれど、鍼灸院まで車で行くことができた。
□12回目
2週間の間に、軽い発作が3回ほど出た。しかし、薬の服用をしていない。浦和まで、電車で行けるようになった。
□13回目
仕事に行き始める。仕事場に着いた直後は、緊張するが徐々に落ち着く。薬は、服用していない事を聞く。
施術は、継続中。
考 察)
東洋医学では、「恐れ」の感情は、五臓六腑(内臓)の変調で考えると『腎』の弱りが関係する。
不安神経症の方の多くを診ると、「腎」の弱りがある。
この女性の不安感も、『腎』の影響であった事を脈・ツボが示していた。
また、自律神経の乱れ・腹部瘀血(ふくぶおけつ)による循環障害などの影響もある。
これらを改善する事によって、パニック発作も減り仕事への復帰ができた。
また、この女性は、漢方の先生から「食生活の指導」を受けたり・心臓がドキドキしてしまうのが怖くても積極的に「散歩」をしたり・日常生活の改善に取り組んでいた。
鍼灸をすれば、全てのパニック障害が、良くなるとは言えない。しかし、一方では良くなる方がいる。
薬物だけに頼るのは、どうだろうか?
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