膀胱炎を鍼灸治療で改善させる方法

膀胱炎は、細菌（主に大腸菌）が尿道から膀胱内に侵入し粘膜に炎症を起こす事によって起こります。

• 尿道から上がる場合
• 扁桃から腎盂を介して下がる場合
• 体のどこかにある炎症から血管を伝わってくる場合
• 子宮や大腸からリンパ管を伝わってくる場合

などが考えられます。

【参考文献】鍼灸臨床わが三十年の軌跡

また、

• 排尿を我慢する
• 下半身の冷え
• 性交
• 下痢や便秘
• 局所が不潔になっている（拭き方が悪い）
• 性ホルモンの分泌が悪い（膣内の善玉菌の減少）
• 疲労やストレス・風邪などによる抵抗力の低下

などが誘因となります。

• 頻尿
• 排尿痛（排尿終末時）
• 尿混濁
• 残尿感
• 膀胱部不快感

※赤字は、膀胱炎の３主徴

尿検査で、膿尿・細菌尿を認める（急性単純性膀胱炎）

発熱、CRP、末梢血中の白血球の増加などの全身炎症所見を伴わない事が特徴です。

【参考文献】病気が見えるVOL8

膀胱炎になる方は、過労やストレスで免疫力が落ちている事が多いので、免疫力を高めるツボに「はり」や「お灸」を行ない細菌に負けない体作りをします。

また、瘀血（おけつ）がある方は、細菌が繁殖しやすいので血の滞りを改善させます。

ストレスや更年期で、『自律神経の乱れ』や『女性ホルモンの低下』がある方は、血管を収縮させたり膣内の善玉菌を減らす事につながります。

その結果、膣内の雑菌が増え尿道口から膀胱に侵入しやすくなります。

鍼灸治療では、『副腎』にアプローチをし自律神経を整え、女性ホルモンの分泌を促します。

人間の体には、もともと『自然治癒力』があるので体のを整える事が膀胱炎を解決する近道です。

薬を服用してもなかな回復できない方・再発する繰り返す方は、免疫力の低下・血行不良・自律神経やホルモンバランスが崩れていると思われます。