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自律神経失調症専門おかだ鍼灸院 

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鍼灸師のひとり言

東洋医学で「筋トレ」すると「風邪」を引きやすかった原因を考えてみた!

なぜか、筋トレをすると風邪を引いていた?

最終更新日:令和5年10月12日

筆者:岡田匡史(鍼灸師)

 

私(鍼灸師)が、20代前半の頃、勤めていた整骨院で昼休みにトレーニングをしていた時期がありました。

 

その目的は、院長に腕相撲で勝ちたかった事・太い腕・胸板を手に入れる事でした。

 

院長は、学生時代に使っていたバーベルを整骨院に持ってきてくれたので、そのバーベルを使い腕を鍛えていました。

 

しかし、ふと気づいた事がありました。

 

なぜが、バーベルを使ってアームカールをすると、喉に違和感を覚える事が多かったのです。

 

そして、このような筋トレをするようになってから、よく風邪を引いていました。

風邪

当時は、何で腕を鍛えると調子が悪くなるのか分かりませんでした。

 

しかし、東洋医学で考えると理由が分かります。

 

まず、上腕二頭筋(力こぶの筋肉)には、「手の太陰肺経」と呼ばれる経絡が通っています。

 

この経絡は、名前の由来通りに「肺」につながっています。

肺ですから、「呼吸器」と関係があるのです。

 

私が、一生懸命に腕を太くしようと「上腕二頭筋」を鍛えると、肺(呼吸器)に負担がかかっていました。

 

その影響で、喉に影響を及ぼして「風邪」を引いていたのです。

 

もともと、肺(呼吸器)が強い方であれば、問題はなかったと思いますが、弱い方だと影響が出てきます。

 

これとは、逆になりますが、呼吸器系が弱い方は、手の太陰肺経上に問題が出る事があります。

 

例えば、親指の腱鞘炎になったり・ばね指などです。

 

肺経に負担をかける事により、風邪を引いたり。呼吸器系(肺)が弱い為に、肺経に問題が出る事があります。

 

人間の体には、五臓六腑の経絡が張り巡らされています。

 

もし、筋トレをするようになってから不調が現れた方は、偏ったトレーニングが原因かも知れません。

プロフィール

岡田匡史(おかだまさし)
1978年生まれ
経歴

1日400人以上来院する整形外科・都内の鍼灸整骨院で鍼灸の施術とリハビリを担当する。

取得国家資格

・はり師
・きゅう師
・あん摩マッサージ指圧師
・柔道整復師